臨月の妊婦が救急車で出産…韓国・浮き彫りになった「医療現場の逼迫」
【08月26日 KOREA WAVE】40代の臨月の妊婦が明け方に収容可能な病院を見つけられず、救急車の中で分娩する事態が韓国で起きた。 忠清北道陰城郡三城面(チュンチョンブクド・ワムソングン・サンソンミョン)で15日午前1時31分ごろ、40代女性が陣痛を訴え、119に電話をかけた。 救急隊は約10分で到着し、清州(チョンジュ)、天安(チョナン)の4病院に問い合わせたが、「病床が不足している」「専門医がいない」などとして断られた。 道内唯一の上級総合病院である忠北(チュンブク)大学病院は24時間救急室の運営を中断しており、隣接地域まで広げても受け入れ先がなかった。 結局、羊水が破裂し、救急隊員は応急分娩を決めた。救急車を道に止めて、医師の指導を受けながら処置し、通報から1時間26分後に救急車の中で女児を分娩した。 その後、産婦と赤ちゃんは京畿道(キョンギド)の病院に移送された。母子ともに健康な状態だという。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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