「学びの多様化学校」 不登校の子ども受け入れ、登校率8割超に 開校3か月入学希望殺到…「中学部」区域外募集一時停止 大分・玖珠町
子ども自身も学習面などで将来を心配するようになっていただけに、このタイミングでの開校に感謝していると話します。 (保護者)「玖珠町の教育委員会なのに九重町の人も入れてくれて本当によかった。居場所というのが今までは家の中しかなかったのが、自分の居場所ができた」 ■入学希望殺到…中学部の区域外募集一時停止 こうした中、新たな課題も浮上しています。学びの多様化学校は、廃校になった小学校の校舎を活用。入学希望者が予想以上に多く、新たに受け入れるための教室のスペースが手狭になっているといいます。 このため、随時募集していた区域外就学者(町外に居住しながら通学する者)の「中学部」の新規受け入れについては一時停止に。今年秋に説明会を開催し、受け入れ可能人数に応じて、来年度からの新規入学者の募集を行うということです。 玖珠町では手ごたえを感じながらも、すべてのニーズに応えるためにはまだまだ課題は山積していると分析します。 玖珠町教育委員会 梶原敏明教育長: 「やっぱり作って良かったな、設置して良かったなというのが本音です。課題は校舎のスペースの問題や町外から来られる方の住む家など、そういうものも議題にあげて今から具体的な対策を協議したい」 「みんなが主役の学校」の歴史は始まったばかり。子どもたちのスクールバスを毎日、先生が見送るのも日常の光景です。
大分放送