【漫画】人生をリベンジしたい女性が努力をして“自分を変えた” 5年ぶりに参加したクラス会で周りの反応は…リアルな日常劇に「グッときた」「すっごい刺さる」と反響
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、東山わかるさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「自分の人生にリベンジしたい女の子の話」だ。10月2日時点で6.1万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。 今作は、東山さんが現在受講中の漫画のスクールの課題として描かれたもの。全8ページのストーリーだが、たくさんの読者を惹き込み、続きを期待する声も多くあがっている。 今回は作者の東山わかるさんに制作の背景を伺った。 【漫画】努力して自分を変えたが心は満たされなかった…クラス会での出来事に「8Pに詰まっているものが多すぎる」の声 ■自分の人生にリベンジしたい女性が自分を変えた 自分の人生に復讐したかった主人公の西澤トモコは、死に物狂いで勉強をし大学に合格をした後は必死に見た目を変えた。そして、高校時代に自分のことを「トン子」と呼んだり、陰で自分のことをバカにしていた面々と5年ぶりのクラス会で再会することになった。 垢抜けたトモコが登場すると、周りは驚く。 見た目が変わるだけで男子からは「後で連絡先教えてよ」「オレ今フリーなんだけどどう?」など、手のひらを返したようにチヤホヤされ、女子からは「ウチらのトン子」とマウントを取られる。 自分を変えて虚しさから解放されたかったトモコだったが、いくら外見を取り繕っても心は満たされなかった。 そんなトモコに声をかけた人物が。『うちのクラスにこんな爽やかイケメンいたっけ』と誰だか思い出せないトモコだったが、彼のある一言で記憶がよみがえる。 実際に漫画を読んだ人達からは「8Pに詰まっているものが多すぎる」「リズム感いいな」「すっごい刺さる」「すごく分かりすぎて……」「一気に引き込まれるこの感覚」「グッときた」と、いった声があがっている。 今回は、作者・東山わかるさんに『自分の人生にリベンジしたい女の子の話』の制作について話を伺った。 ■作者・東山わかるさんの創作背景とこだわり ――「自分の人生にリベンジしたい女の子の話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。 この作品は、現在受講中の漫画のスクールの課題で描いたものです。 そのとき指定されたテーマが「復讐」だったのですが、「自分の過去にリベンジする」というアイデアを思いついた時に一気に出来上がりました。 課題で制作した作品のため冒頭8ページまでしかありませんが、いつか最後まで描いて公開したいです。 ――「自分の人生にリベンジしたい女の子の話」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか? 主人公のトモコは、いわゆるクラスカーストの下の方にいた女の子で、かつては同級生にバカにされていました。 なので、トモコの復讐相手はこの同級生たちなのかと一瞬思うかもしれませんが、実はトモコが最も復讐したいと思っている相手は過去の自分自身です。このあたりから、トモコという主人公がどんな女の子なのかを想像してみて欲しいなと思っています。 そして、読んだ方の心の中にもあるかもしれない「過去に取り残してしまったなにか」を思い出し、トモコの感情とシンクロしてもらえたら嬉しいです。 ――普段、漫画を描く際にキャラクター設定やストーリー設定はどのような所から着想を得ることが多いでしょうか? ストーリの着想は、過去の自分が経験したことのある感情から得ることが多い気がします。 その感情を描くために最適な舞台やキャラクターを後から設定します。 このストーリーは、最初アラサーの主婦を主人公として作り始めたのですが、再会した同級生とのロマンスを予感させるものにしたらよりワクワクする物語になるのではないかと思い、女子大生という設定に変更しました。 キャラクターの着想というのは実はあまりなく、あくまでもストーリーや見せたい感情優先で作ります。今回のように最後の最後で年齢や性別をひっくり返してしまうことはわりとよくあります。 ――漫画を描く際に大切にしていることや意識していることはありますか? 作品作りで意識していることは、すべてのことに必然性があるように作ることです。 主人公の発言や行動はすべてなんらかの動機に基づいているはずなので、その考え方の元となった過去のエピソードなどをある程度考えておきます。 そして、主人公のちょっとした発言や行動が次の事件を生み出すきっかけとなるなど、なるべく全てに意味と繋がりを持たせるようにしています。 ただ、なかなか思うようにはいかない部分でもあるのでいつも苦労しています。 ――東山わかるさんの今後の展望や目標をお教えください。 ひとまずは、今受講している漫画のスクールでの課題に一生懸命取り組むことです。 卒業後は、自分に合った媒体で作品を発表するなどして、さらにたくさんの読者に作品を届けることができたらいいなと考えています。 ――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。 わたしの作品をみてくださってありがとうございます。お寄せいただいた感想は全て嬉しく拝見していますし、あたたかいメッセージにいつも励まされています。 これからも読者の皆さんの心に響くような作品を作り続けていきたいです。応援よろしくお願いします。
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