町立病院医師がパワハラ、高知 口頭注意後に自主退職
高知県いの町立仁淀病院の50代男性医師が、看護師を侮辱したり、患者を怒鳴りつけたりしていたことが13日、病院への取材で分かった。町は看護師と職員へのパワハラ行為を認定して口頭注意し、医師は自主退職。懲戒処分とせず、公表していなかった。 病院によると、医師は看護師に「能力のないものはオペに来たらあかん」と手術室に入らせなかった他、業務の不備を指摘した別の看護師や職員に「刺すぞ」と大声を出した。また、転院を希望した患者を怒鳴りつけ、恐怖を感じた別の患者が泣き出したこともあったという。患者家族から「強いストレスを受けた」と病院に訴えがあった。