根強いファン持つ飲食店とコラボのスエット おいしそう?ブランド生かして限定販売
惜しまれつつ閉店の喫茶店デザインも
若者向け衣料品店のフリークスストア長野店(長野市)は、長野市の長野駅周辺の飲食店とコラボしたスエット(トレーナー)を数量限定で発売した。各店のイメージをデザインに反映することでPRを図るとともに、それぞれが築いたブランド力を生かして、フリークスストアの客層を広げる狙い。 閉店した老舗コーヒーショップのデザインも 協力するのは、カレーショップ山小屋(北石堂町)、スパゲティ専門店アルデンテ(同)、ラーメンよし家(南千歳)、ライスハウスABAB(アブアブ、鶴賀南千歳町)の4店。他に5月に閉店した三本(みつもと)コーヒーショップ(末広町)のデザインも用意した。 デザインは、同市在住のイラストレーター、ナカムラルイさんに依頼。優しい筆致が特徴で、アルデンテのスエットにはミートソーススパゲティのイラストを大きくあしらった。 グレー一色でサイズはM、L、XLの3種類。値段は1着6996円。トートバッグもあり、1個2750円。
飲食店とアパレルの協業は増加傾向
人気飲食店とアパレル業者のコラボは、全国的に増えているという。商品企画やPRに関わったアウル(長野市)の宮嶋拓郎代表は「根強いファンがいて応援したくなる店」を協力店に選んだとした。 フリークスストアの市川奏太店長は「この取り組み単独では収益は出ない」。ただ、スエットを見た新規客の獲得も想定し「来店のきっかけになればいい」と期待した。