日本未上陸の注目ブランドを独自にセレクトして紹介する連載企画。今週、クローズアップするのはイギリスで2013年に創設されたエリオット・ブラウン。プロ仕様のツールウオッチを手掛けている。

エリオット・ブラウン（Elliot Brown Watches）は、長年の友人であるイアン・エリオットとアレックス・ブラウンによって2013年にイギリスで創設された、日本未上陸の独立系マイクロウオッチブランドだ。 【画像】軍用に開発されたNIVOの特殊な文字盤カラーや装着感をもっと見る エンジニアとしてキャリアを積んだのックグラウンドを持ち、自然とエクストリームスポーツという共通の趣味をもつ2人が初めて出会ったのは、アレックスがウオッチメーカーになるための修行をしていた頃だそうだ。

当時、イアンは複数の腕時計用ベルトの開発をしていた。 数年後、イアンは時計会社の経営を手伝ってくれる専門家を探すことになり、アレックスに声をかけた。ウオッチメーカーになるための修行を終え、アレックスはカルティエから内定をもらっていたそうだが、エリオット・ブラウンの本社があるイングランド南西部のプール・ハーバーの、海岸沿いのライフスタイルを選んだ。 創業者2人は、塩、水、砂、泥と接することが日常生活のなかで当たり前にとなっている海岸沿いのアウトドアライフスタイルを実践しており、エリオット・ブラウンでは、アウトドア生活する人々の厳しい要求を満たすために、オリジナルの時計を考案し、製作している。 今回が、エリオット・ブラウンのウオッチコレクションから二つのモデルを紹介する。

エリオット・ブラウン（Elliot Brown Watches） ホルトン オートGMT NIVO 101-A23 英国軍の専門部門と協力して開発されたホルトンプロフェッショナルコレクションのGMTモデル。NIVO の正式名称は、Night Invisible Varnish Orfordnessで、灰色にも、青にも、緑にも見える個性的な文字盤カラーは、イギリスの爆撃機用塗料としてイングランド東部にある、オーフォード・ネス実験場で開発されたものである。 ベゼルの24時間目盛りと、GMT針を独立することにより、第2時間帯の時刻設定が可能。ベゼルと文字盤の目盛り、インデックスには超高輝度X1 C3 スーパールミノヴァが塗布され、昼夜を問わず高い視認性を保っている。