「仕事のストレスで生理が7年止まっていた時期も」2児の子育てに奮闘する高橋真麻の今「英樹さんには頼れなかった」
── 7年も、ですか…!? 高橋さん:病院でホルモン剤を何度か処方してもらったのですが、ホルモン剤を飲むと顔がパンパンに浮腫むので、その顔でテレビに出るにはいかないと、途中でやめてしまいました。当時は、むしろわずらわしい生理が止まってラクになったくらいの感覚で、放置していたんです。ストレスから激やせし、体重が37kgまで落ちてしまって。疲弊していてあまり当時の記憶がないのですが、友達いわく、チョコレートしか食べていなかったみたいですね。20代は、ほとんど生理不順でした。
もちろん生理が止まる=子どもが授かりにくいと直結するかわかりませんが、母親が子どもができづらい体質で、その子どもである自分も、ずっと生理不順。ですから私も、子どもは授かれないかもしれないと不安がありました。そんななか、37歳で結婚して、すぐに妊娠できたのは、本当にありがたかったです。
■ママ友と深夜のファミレスで… ── そうした経緯があったのですね。もともとお子さんを望む気持ちが強かったのですか? 高橋さん:実をいうと、昔は子どもが得意じゃなかったんです。新幹線の中で子どもが泣いているのを見ると、「仕方ないけれどうるさいなあ…。せめてお母さんがもうちょっと頑張ってくれないと」と思っていたけれど、自分が子どもを産んだ瞬間、すべての子どもがかわいくなって、泣いている子どもを見たら心配で仕方ない。180度変わった自分に驚きました。逆にいえば、子どもが苦手な過去があったからこそ、子どもの泣き声が気になる人の気持ちもわかるので、電車のなかで自分の子が泣くと、“なんとか泣き止ませなくては”と焦りますし、努力もします。
子どもって、言っても聞かなかったり、機嫌が悪かったりと、親がいくら頑張ったって、どうしようもないことの連続。でも、これまで社会人として、赤の他人の機嫌の悪さに散々つき合ってきたことに比べたら、愛しい子どもの機嫌の悪さなんて可愛いもんです(笑)。いろんな人生経験や社会の理不尽さを味わってきた40代の今だからこそ、ある程度ドンとかまえて、子どもと向き合えている部分もあるのかなと。これまで経験したことすべてが子育てに生きているなと感じています。