北大西洋に沈没した豪華客船「タイタニック号」の残骸を探索する潜水艇が消息不明になって丸2日が経過しました。潜水艇には5人が乗っていて、アメリカの沿岸警備隊などが大規模な捜索を続けています。 「タイタニック号」の残骸を探索する潜水艇は、アメリカ北東部のマサチューセッツ州から東に約1500キロ沖合で18日から消息不明になっています。潜水艇には5人が乗っていて、沿岸警備隊やカナダ軍などが24時間態勢で捜索を続けていますが、発見には至っていません。 アメリカ沿岸警備隊「専門的な知識を持つ複数の機関と特別な機器を必要とする複雑な捜索活動だ」 潜水艇には、96時間分の緊急用酸素が搭載されていますが、20日午後1時の時点で残りは約40時間分とみられていて、捜索活動は時間とのたたかいを強いられています。 こうした中、現地メディアによりますと、フランス政府が現場海域の水深と同じ約4000メートルまで潜水できる探査ロボットを搭載した船を派遣することを表明したということです。