そりゃ地上波は無理ですって! まるで手加減なしの過激アニメ3選
視聴手段が限られているからこそ実現できた過激描写の数々
TVアニメのなかにも過激な描写を売りとする作品は数多くありますが、諸々の放送倫理から自由となったOVAなどの作品は、やはり表現の限界が一段上のようです。グロシーンなどを「謎の影」で隠さなくても良いのが、地上波放送を捨てたアニメの強みかもしれません。 【画像】いや、アイドルにやらせちゃダメでしょ… こちらが実写版『コープスパーティー』で主演を務めた女性です 例えば大人気ホラーゲームをアニメ化した『コープスパーティー Tortured Souls -暴虐された魂の呪叫-』は、その最たる例ではないでしょうか。 原作の「コープスパーティー」シリーズといえば、「RPGツクールDante98」で制作されたフリーゲームとしてスタートしたホラーゲームです。ゲームとしての完成度もさることながら、キャラクターの猟奇的な死亡シーンが話題となり、比較的コアなゲームファンの間で人気を博しました。 基本的にゲームではグロシーンが直接的に描かれることはほとんどなく、声優の演技力や死にゆく人びとの心情描写などで想像力を掻き立てていくスタイルでした。しかし上下2巻(全4話)のOVA作品として2013年に発売された『コープスパーティー Tortured Souls -暴虐された魂の呪叫-』では、ゲームだとある程度、抽象化されていた残虐シーンの数々が克明に映像化されています。 吊るされたり叩きつけられたり刺されたり、果ては人体模型になったり……。キャラクターがバリエーション豊かな酷い目に遭うゲームがアニメ化されただけのことはあり、グロいシーンがあるのは当たり前です。また物語の結末も、なんとも言えない気持ちになるなかなかの鬱シナリオなので、視聴にはいろいろと覚悟が必要かもしれません。 グロとはまた違う方向で突き抜けていた作品が、アニメ『kiss×sis』です。ぢたま(某)先生による人気ラブコメをアニメ化した作品で、主にお色気描写で地上波アニメではできないことをやっています。 そもそも原作マンガは『To LOVEる-とらぶる-』のようなお色気方面に力を入れたラブコメ作品です。連載されたのが青年誌の「ヤングマガジン」ということもあり、そういった描写に手加減がありません。それが原因なのか定かではありませんが、同作のTVアニメ版は、アニメ専門チャンネル「AT-X」で放送されました。 また単行本初回限定盤の特典として制作されたOAD版は、過激と言われたTV版のさらに上を行きます。TV版の時点で際どかった性的な描写がよりいっそう強化されており、「もはやただのエ〇アニメ」などとも言われているほどです。特典ということもあって、これがなんの年齢制限も設けられることなく世に出回ったことも含めてすごいですね。 Netflixで配信されているアニメ『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-』は、名作ゲーム「悪魔城ドラキュラ」シリーズを原作としたアニメ作品で、海外アニメならではの容赦ないグロ描写が話題になっています。 タイトルは『悪魔城ドラキュラ』となっていますが、主にベースとなっているのは『悪魔城伝説』で、そこに『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』などの要素がかけあわさった印象です。 そんな同作で目を引くのは、日本のリミテッドアニメの手法も取り入れた迫力のバトルシーンでしょう。アクションのみならず、凄惨なシーンでの内臓系の描写すら神作画なので、そういうのが苦手な人にとっては、割と本気で「閲覧注意」な作品になるかもしれません。
ハララ書房