今秋、iPadに実装される「真面目に便利そうな新機能」まとめ #WWDC24
ペンを使ったインターフェースとしては、iPadが最高かも! そう思えるほどに、目覚ましいアップデートが目白押しだった今回のWWDC24。iPadにも今秋、iPadOS 18がやってきて、さまざまな新機能が実装されるとのこと。 【全画像をみる】今秋、iPadに実装される「真面目に便利そうな新機能」まとめ #WWDC24 中でも特筆すべきは計算機アプリとSmartScript(スマートスクリプト)の2点です。
もはや計算だけじゃない「計算機アプリ」
なぜか現在にいたるまで計算機アプリが備わっていなかったiPad。今回は来る!と大いに期待されていたとおり、バッチリお目見えしました。しかもどうやらふつうの計算機ではなさそう。 まずもってこのファンクションの多さよ…。高校レベルの数学を扱えるキーがたくさん並んでいます。 さらに、計算だけじゃないみたいなんです。 計算機アプリと連携している「Math Notes(数学ノート)」という新機能を使って、こんなふうに手書きで数式を書いて「=イコール」サインを足すだけで、自動的に答えをはじき出してくれるデモ映像が公開されました。 関数グラフを作成することもできるみたいです。 赤字で表示されているパラメーターを手書きで変更し、作成される関数グラフの違いを目の当たりにすることも可能。 数学がニガテな生徒であっても、こうやって概念が可視化されることで理解を深めることができるかもしれないですね。ただし、まだ数学の概念そのものが定着していない小・中学生が使うとチートになってしまう懸念はアリです。 アメリカの高校では数学の授業で科学計算用電卓を使い、答えを出すよりもその答えを導き出すプロセスを重視した授業が行われているのですが(少なくとも30年ほど前はそうでした…)、iPadに搭載された電卓アプリはまさにその需要に応えているかんじ。 数学がニガテな大人も、勉強し直すために使えるかも(いやまじで使ってみたい)。
AI対応のSmartScript機能
画像生成もお手のものです。 WWDC24では、大学の建築学の講義を受けながらApple Pencilで手書きのノートを作成しているシーンが登場。ノートの内容にそぐうような画像を生成するために、Apple社独自が開発した人工知能「Apple Intelligence」機能を呼び出していくつかのキーワードを書きこむ様子が見受けられました。 こんなふうにノートの空欄をまるで囲って、キーワードをいくつか入れるだけ。自動で画像が生成されます。 さらに、使っていくうちにApple Intelligenceがユーザーの手書きのアルファベットを認識してくれて、一種のフォントとして扱ってくれるようになるみたいなんです。 この新機能により、走り書きのメモを整ったかたちとサイズの文字に自動で直してくれたり、手書きの文字をコピーしたり、ペーストしたりすることができるようになるそうです。友だちにノートを共有するときに助かりますねー。