【ソフトバンク】又吉克樹は決死の覚悟で来季へ「壊れてもいいと思ってやっていければ」
ソフトバンクの又吉克樹投手(34)が17日、福岡市内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持となる1億5000万円でサインした。来季が4年契約の4年目となる。 球団からは「数字に表れないところで支えてくれて助かった」と声をかけられた。今季はホークス移籍後最多となる40試合に登板し1勝1敗6ホールド、防御率3・54の成績を残したが本人は「物足りない」と満足する様子はない。 「40回しかマウンドに上がれなかった、貢献できなかったと感じる。来年1年で(ホークスに移籍してからの)3年間の悔しさを払拭できるように」と語り「(目標の登板数は)いけるところまで。来年で壊れてもいいと思ってやっていければ」と決死の覚悟で挑む一年になりそうだ。 小久保監督はオスナやヘルナンデスといった6人以外の救援陣には「回跨ぎができること」を一軍生き残りの条件に掲げる。又吉もまた競争の一員だ。右腕は「練習量をとにかく増やす。この3年間はキャンプで投げ込みの量が明らかに少なかった。ドラゴンズ時代の、一カ月で1000球近く投げ込んでみるものに戻してみようかな」と己を追い込む姿勢だ。 個人の目標には残り「27」の200ホールド、チームの目標には日本一を掲げる。「来年最後の最後に笑えるように、身を粉にして投げていけたら」。鷹の背番号14は覚悟をもって来季へ挑む。
東スポWEB