花王「バブ」vsバスクリン「きき湯」入浴剤を比較…固形or粉末どっちがお得? 【買うならどっち】
【買うならどっち? 独自目線でジャッジ】 入浴剤編 ◇ ◇ ◇ 寒くなったり暑くなったり。そろそろ冬を迎える体の準備が必要です。 【写真】バスクリン 三枚堂正悟社長(1)「目標を高く持つ」精神はサッカーで培った もうすぐ90歳で血栓の持病のある母が、脳梗塞、認知症でリハビリ中の父を自宅で介護すると言い出して聞きません。 とにかく、私も冷え性で低血圧……。血流の流れが悪化しそうで怖いので、このところ、シャワーをやめて毎日、お風呂につかるようにしています。 ペットボトルを浴室に持参して水分補給しながら、株式投資や経済政策について「ユーチューブ」で勉強しながら入浴していましたが、リラックス効果がイマイチ。なので、入浴剤を入れることにしました。 実は、入浴剤の市場は、コロナ禍で増加したものの、2023年は旅行や物価高の影響で前年比2%減少、524億円でした。 それでも、小さい子どもがいるとお風呂は最高のエンタメ。24年上半期は、子ども向けの中に玩具が入っているものが売れています。また、天候が暑かったこともありクールタイプが人気でした。 ドイツ生まれの自然派ブランド「クナイプ」などで人気が出た炭酸入浴剤ですが、泡を音とともに発生させたり、外出しない若者をターゲットにしているようです。人口減少の中、各メーカーは必死でしょう。 まあ、そんなことよりも、私はひたすら血栓予防です。中高年にはこれしかないでしょう。 というわけで、今回は、バスクリンの「きき湯」と花王の「バブ」を比較します。 「きき湯(マグネシウム炭酸湯)」は緑色のパッケージでカボスの香りです。炭酸ガスと硫酸マグネシウムが腰痛、肩こりによいようです。 「バブ(薬用メディキュア)」はピンク色のパッケージで花果実の香りです。疲労、肩こり、腰痛、冷え性によく、高濃度炭酸、温泉成分が配合されているそうです。 値段は、コンビニ「NewDays」できき湯が110円(税込み)、バブが140円(同)です。 ■固形だと使い切らなければ… バブは固形ですのでその分重さがあり、70グラムあります。固形なので1個使い切らなければなりません。お湯の量が少ない時などは調整できません。泡は10秒ほど出続けました。封を開けた途端に、ほんわりとサクラっぽい香りがしました。 一方、きき湯は、さらさら、粒になっていて30グラムと少量です。お湯に入れると33秒も泡が出続けて、しだいにグリーンの色と温泉のような独特のにおいがしゅわ~っと広がりました。こちらは自分でお湯の量に合わせて調整できますね。そう考えるときき湯のほうがお得です。 ところで、入浴剤は浴室が汚れて掃除が大変です。ピンクやグリーンもいいけど、透明で色がつかないほうが汚れないのでありがたいです。 バスタブの掃除が不要な入浴剤、そんな商品ができるとありがたいですが……。 (柏木理佳/生活経済ジャーナリスト)