「障害があっても普通に働く」思いを込めたカフェ 特性に合わせたやり方で夢を見つけたダウン症の女性
■「“ダウン症の人が当たり前にいる”は実現できる」
山中さんは、知り合いのカフェとコラボイベントを行うことに。 いつもと異なる環境でコーヒーをいれ、美帆さんの成長につながれば…そんな思いも込められています。 意気込みを求められた美帆さんですが、緊張している様子です。 地元の人やヒカルコーヒーの常連客など、訪れた人に無料でコーヒーをふるまいます。 【玉井美帆さん】「ごゆっくりどうぞー」 美帆さんのお母さんもやってきました。 【美帆さんの母】「美帆って四つん這(ば)いしてないから、肩の周りの筋肉が弱くて、最初は250ccのポットも重くて、500㏄でもできるようになったんだなって思ってみてました」
【山中英偉人さん】「1人1人の特性が違うので、得意や好きを中心にできるお店の設計をする方が、当人にとって居場所や活躍の場所になる」 「働いている様子を見てもらって、1つでもこれまでと違った考え方になったり、(ダウン症の人が)“当たり前にいる”って結構、実現できる」
疲れも見せず2時間、コーヒーをいれ続けました。 【山中英偉人さん】「どうやった?」 【玉井美帆さん】「楽しかったです」 (Q.これからも働きたい?) 【玉井美帆さん】「はい!」 二人で記念写真を撮ることになりました。 【カメラマン】「めっちゃいいやーん。いつもいい笑顔やな」 “自分がいれたコーヒーでたくさんの人を笑顔に” 美帆さんが抱く夢です。 誰もが輝ける環境がここにはあります。 (関西テレビ「newsランナー」2024年4月8日放送)