質問「過去に嫌がらせで苦労しました。その相手から余命数カ月で会いたいと言われています」 - 我知(がち)ーお坊さんに聞いてみる(2024年7月3日)
会わないというのも、一つの選択です。しかしながら、質問者さまが、このようにして、本紙に質問をされたという事実から推し量りますと、質問者さまの心の中では、もうすでに答えは決まっていて、会った方が良いと思っていらっしゃるのではないのでしょうか。いかがですか。 会ってみたら良いと思います。どのような結果になっても、もういいじゃないですか。そのような覚悟であれば、会われたら良いと思います。きっと塾長も後悔の念に堪えないのでしょう。 ただし、ここで気を付けておかなければならないことは、塾長が何を言ったとしても、ただただ聞いてあげるということです。ただただ聞いてあげるのですよ。ほほ笑みを絶やさずに、ただただ聞いて、うなずいて、そのようなことができますか。ここで、あえて質問者さまに問わせていただきますが、本当にそのようなことができますか。もし、できないと思うのであれば、会わない方が良いかもしれません。
怪文書のことは、これまでの塾長の人生においては、いつも足かせとなって、塾長を苦しめてきたことでしょう。まさに自業自得です。しかしながら、このまま塾長を悪者のままにしておいても、誰も得をしません。早く、足かせを外してあげたいものです。もうお分かりだと思いますが、足かせを外せるのは、質問者さまだけなのです。 質問者さま、20年間、本当によく頑張りましたね。もうひと踏ん張りです。さあ、勇気を出して! 【我知(がち)ーお坊さんに聞いてみる】 奈良の僧侶が悩み相談や質問に答えるコーナー。お坊さんに相談したい、 仕事や人間関係、恋の悩み、人生相談や信仰・仏教の教え、お寺への質問などが対象です。お坊さんへの質問を募集しています。採用は弊社と回答者で判断し、掲載の有無や掲載日についてお答えすることはできませんのでご了承ください。 【回答者】 興福寺 辻 明俊さん 金峯山寺 五條 永教さん 秋篠寺 堀内 瑞宏さん 宝山寺 東條哲圓さん
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