「困難な状況を肌で感じた」沿線自治体らが掘削止まる羊蹄トンネル視察
新幹線工事の進捗状況を確認するため、掘削ができなくなっている後志の羊蹄トンネルを沿線自治体などが視察しました。 羊蹄トンネルを訪れたのは、道や沿線自治体・国交省、鉄道・運輸機構でつくる「北海道新幹線札幌延伸推進会議」の構成員10人です。 きょうは、浦本副知事らがトンネルの工事現場や岩の塊の撤去作業場所を視察し、掘削の進み具合や早期開業に向け必要な情報を確認しました。 羊蹄トンネルでは、2021年7月に倶知安町の比羅夫工区で巨大な岩の塊が見つかり、掘削ができなくなりました。 鉄道・運輸機構は岩をう回する別のトンネルを掘って反対側から撤去しましたが、工期は4年遅れました。 その後、ことし5月に有島工区でも岩の塊が確認され、現在撤去作業が進められています。 視察を終えた浦本副知事は「撤去の作業現場や実際の岩塊の大きさも本当に大きな岩塊が出てきたという状況を間近で拝見させていただき、まさに工事の困難な状況を肌で実感した」などと感想を述べました。