白糠の道の駅「恋問」来春オープンへ
2025年4月の移転改築オープンを目指す、道の駅「しらぬか恋問」の地鎮祭が11日、現施設から北海道白糠市街地方向に約500㍍の建設予定地(白糠町恋問3)で行われた。棚野孝夫町長をはじめ発注側の行政関係者や施工、運営、管理を受託するチームSTAMP(代表オカモト、帯広市)の関係者らが参列し、新しいまちのシンボルの誕生に向け、工事の安全を祈願した。 現道の駅は、地域活性化などを目的に1992年、釧路市と白糠町を結ぶ国道38号沿いの恋問3に整備された。レストランと地元産品が並ぶ物産センター、トイレで構成され、敷地面積1万521平方㍍、約100台分の駐車場を備えている。現敷地が手狭であることや施設の老朽化が進んだことなどから、町は2019年度に改築の方針を打ち出し、民間調査会社などに基本構想や事業調査などを依頼し準備を進めてきた。 新施設は、現施設から白糠市街地方向に約500㍍離れた国道38号沿いに建設。敷地面積約1万8000平方㍍、施設の述べ床面積は約1800平方㍍で、鉄筋コンクリート造り2階建て。飲食店5店舗が囲むフードコートに加え、地元物産店や展望デッキ、サウナ、コインランドリーなどを設置。駐車場の収容は約200台とし、キャンピングカーが汚水を処理できるダンプステーションも設ける予定。 地鎮祭には関係者ら53人が参列。棚野町長がくわ入れをした後、参列者は玉串をささげ、工事の安全を願った。棚野町長は「道の駅は単なる物産センターにとどまらず、町内最大の情報発信拠点でもある。道東一円の人が訪れ、地元に愛される自慢の施設となることを願う」と期待感を示した。
釧路新聞