【ヤクルト】阪口皓亮は150万円増の1000万円 古巣日本一に「どこかで嫉妬というか…」
ヤクルト阪口皓亮投手(25)が22日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、年俸850万から150万アップの1000万円でサインした。 今季はファームで3冠も、1軍では2試合に先発し、0勝1敗、防御率10・80の成績だった。「ファームでタイトルを取れたことはありがたいですが、もう勝負する場面はそこではない。うれしさもあり、情けないと思っています」と6年目のシーズンを振り返った。 昨年7月にDeNAからトレード移籍。古巣はシーズン3位からポストシーズンを勝ち抜き、26年ぶりの日本一に輝いた。「刺激になったと思いつつ、どこか嫉妬というか、うらやましいと思った。僕自身もあの景色を見たい。どんな形であれ、チームのために投げることができれば」と悔しさを糧にする。 現在は10月のフェニックスリーグで負傷した右ハムストリングス大腿(だいたい)二頭筋の肉離れのためリハビリ中。12月いっぱいは治療に専念し、復帰後戸田で自主トレを行う予定だ。 来季からソフトバンクで活躍した憧れの斉藤和巳氏(46)がつけた背番号「66」に変更する。自ら交渉した右腕は「何かこう心機一転、気持ちや形の面でも変えたい思いがあった。少しでも近づけるようにまずは形から入りました」と、新たな気持ちで7年目に挑む。(金額は推定)