前途多難の船出!? フジテレビ「バイキング」が不評のワケ
「笑っていいとも!」(フジテレビ)の後番組として、4月1日(火)よりスタートした、「バイキング」。初回放送は、ダンス・ボーカルユニット「EXILE」のTAKAHIROがMCを務め、平均視聴率は6.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録。同時間帯裏番組となる、日本テレビ「ヒルナンデス!」が同じ6.3%、TBS「ひるおび!」が5.8%、テレビ朝日「徹子の部屋」が4.8%、だったことから、関係者も胸をなで下ろす、上々の船出となった。 しかしその後、5%台をキープしていた数字が徐々に下がり始め、旬の俳優・坂上忍が満を持して、MCを務めた月曜初回放送は、4.5%(同調べ)。9日(水)には3.1%と、ついに3%台になってしまったのである。 この結果に、視聴率の下降は誰もが予想できたと、制作会社スタッフは語る。 「32年続いた『笑っていいとも!』の後釜ということで、どんな番組が始まるのかという視聴者の興味もあり、(初回視聴率の)数字が良かったんでしょう。まあご祝儀といったところ。しかし、いざフタを開けてみると、見たことのあるタレントに、どこかで見たことのある企画。目新しさもなく、これではすぐに飽きられてしまう」。 MCには、「おぎやはぎ」、「フットボールアワー」、「雨上がり決死隊」といった人気芸人を、また各曜日のレギュラー陣では、江角マキコ、すみれ、友近、森泉、美保純、「E-girls」のAmiなど、同性にも好感度の高いタレントを起用しているが、確かにバラエティ番組ではおなじみのメンバーばかりである。 ■出演者に“ギャラ泥棒”がいる!? 「『サンドウィッチマン』や小藪千豊、ケンドーコバヤシなどある程度トークに計算ができるしゃべれる芸人、川栄李奈(AKB48)、山本涼介、山本彩(NMB48)などは若者層を意識し、野々村真、いとうまい子、薬丸裕英、渡辺えりといった主婦層にもウケの良いタレントを使うなど、幅広い世代にアピールしようと必死。でも、やたら出演者が多いだけで、本当に必要かと思う人もいる。初回のビッグダディは放送中ほとんどしゃべることができず『視聴者目線で楽しんだだけです、すいません』と言うに留まるだけだった」(前出・制作会社スタッフ)。 そのビッグダディだが、2回目の登場となった8日の放送では、やはり一言二言しゃべっただけで、ネット上では、「しゃべらなすぎ」、「態度が悪い観客みたい」、「ギャラ泥棒!」と酷評されている。