“53ー56”の大谷翔平は「残り4試合で“54ー57”ペース」と米メディア「驚異的な領域に挑む時間は少ないが、彼は挑戦するだろう」
現地9月25日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平はサンディエゴ・パドレス戦に「1番・DH」で出場。3打数2安打、2打点とし、盗塁もひとつ成功させてイチロー氏が持つMLB日本人記録の56に並んだ。 【動画】イチロー氏に並ぶ56個目の盗塁を成功させた大谷 四球、見逃し三振で迎えた4回の第3打席。2死一、二塁で打席に入った大谷は、右翼フェンス直撃の弾丸ライナーで適時二塁打。同じく2死一、二塁で迎えた6回の第4打席では、中前にはじき返す決勝適時打をマークした。 2死一、三塁となった場面で一塁走者の大谷がスタート。三塁に走者がいたため捕手は二塁に送球せず、大谷は33回連続成功となるシーズン56個目の盗塁を決めた。 米メディア『Yahoo Sports』のジャック・ベア記者は、「歴史に残る偉業を達成しても、オオタニの勢いは衰えていない。25日のパドレス戦で盗塁とひとつ成功させ、56盗塁とした。日本人選手としてイチロー・スズキに並ぶシーズン最多盗塁記録となった」と伝えた。 さらにベア記者は、「はたしてオオタニは55ー55に到達できるか?」と、4試合を残す大谷がどこまで本塁打数と盗塁数を伸ばせるかを試算。 「シーズンは残りわずかとなり、オオタニには数字をさらに驚異的な領域に挑む時間は少ないが、彼は挑戦するだろう。現時点の成績は53本塁打、56盗塁。残り4試合となったため、54本塁打、57盗塁でレギュラーシーズンを終えるペースとなった」 ドジャースは現地9月26日にパドレスとの3連戦の最終戦を行ない、翌27日から敵地でコロラド・ロッキーズと対戦。ロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドは高地にあるため、打球が伸びる“打者有利”の球場だ。はたして大谷は残り4試合で、どのような成績を残すのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部