「“男は黙って”、実は男女は関係ない」お笑いコンビ・クールポコ。師弟関係の餅つきネタの真意明かす
せんちゃんさん:ワンちゃんとラーメンを載せて頑張ろうと思ったんですけど、なかなか続かなかったですね。 小野まじめさん:僕もなるべく発信した方がいいと思っているんですけど、報告することがあれば載せようという感じです。たまに僕がSNSで載せた内容が勝手にバズったりすることもあるので、それはおもしろいところでもあります。これからもマイペースに更新できたらなと思っています。
■流行りに乗らず古風なことを言うおもしろさ ── クールポコ。さんのネタのキャラクターと実際のおふたりの性格は、似ているところがあるんですか。 せんちゃんさん:衣装もそうですけど、師匠っぽい人と弟子っぽい人っていうのは、お互いの性格がネタのキャラクターとマッチしているところはあるよね。 小野まじめさん:せんちゃんが俺の衣装着て、俺がせんちゃんのエプロンつけて弟子という感じだと、たぶん合わないと思うんです。やっぱり逆じゃないかなと感じると思う。
せんちゃんさん:かつて、B-BOYみたいな格好をしてラップネタもしてたことがあったんですけど、うまく爆発しなかったんです。それはやっぱり、自分らのキャラとしっくりこなかったからかなと思います。 ── ネタのなかで、男らしさを全面に出されていますよね。 小野まじめさん:世界的に見ても、日本男児、侍魂って言葉があるのは日本独特の文化ですよね。その独特な文化を笑いにしようというのがコンセプトなんですけど。本当は、男とか女とかは関係ないんです。流行りに乗らず、古風なことを言い続ける人がいたらおもしろいかなというので作っているんですよ。
せんちゃんさん:そうそう、「流行りじゃなくて、俺だったらこうだ」と。たまたま自分らが男なんで「男は黙って」という言葉を使っていますけど、本当なら「モテるために俺だったら」ですね。内容を人に強制しようという気持ちもまったくないです。かといって僕らが実際にしてるわけじゃないんですけど。「カッコつけて、朝シャワーを浴びてる男がいたんですよ」「なぁーにー!やっちまったなぁー!男は黙って滝!」って、実際は、そんなんできるわけないですからね(笑)。
小野まじめさん:あくまでギャグなので、「こんな古風な人がいたらおもしろい」という視点で楽しんでいただけたらと思います。 PROFILE クールポコ。さん 2000年11月デビュー。小野まじめ、せんちゃんによるお笑いコンビ。お笑いブームのなか、『エンタの神様』『爆笑レッドカーペット』等で餅つきネタが大ブレイクし、多方面で活躍中。東京・五反田にて「せんbar」をコンビで経営し9年目。 取材・文/内橋明日香 写真提供/クールポコ。
内橋明日香