韓国ドラマ賢者たちが過去イチ涙した【泣ける韓国ドラマ】4選|STORY
本誌6月号の涙活特集。『「泣ける韓国ドラマ」について、語りあかそう』。韓国ドラマ賢者の方々へのアンケートで上がってきた数々の「泣ける韓国ドラマ」。本誌では紹介しきれなかった作品をSTORYwebでスピンオフ企画として紹介していきます。今回は、賢者のみなさんが過去イチバン泣いた「韓国ドラマ」を紹介します。
泣ける韓国ドラマの代名詞的存在。『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』
(C) STUDIO DRAGON CORPORATION U-NEXTにて配信中 『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』 妻との仲も冷め、会社で理不尽な扱いを受け無味乾燥な日々を送る中年男性パク・ドンフン(イ・ソンギュン)。若くして両親を亡くし借金を抱え、話すことができない祖母と暮らす孤独な契約社員イ・ジアン(IU)。ドンフンの失脚を目論む会社社長の罠にはまりそうになったドンフンは、ジアンの機転で助けられ、交流をもつようになるが・・・ 本誌の特集「セリフで泣けるドラマ」「俳優の表情で泣けるドラマ」「泣けるヒューマンドラマ」と、ほぼすべての項目でラインナップされていた不朽の名作。多くの人の心に深く響き、主演をつとめたイ・ソンギュンの悲しいニュースに改めて見直した人も多かったよう。 「登場人物がみんな幸せに見えないんです。でもそんな中、他人を思いやるドンフン(イ・ソンギュン)の存在に泣けます。人を思いやることができるからこそ、ドンフンはますます可哀想なのですが・・・・・・ ジアン(IU)が、自分は『三万歳』と言ったことを思い返して、「どうすれば本当の家に帰れるだろうか。また生まれることなく」と言うドンフンのセリフが、そんな彼を表していてとても印象に残っています。OSTの『Sondia -어른 (Grown Ups) 』がまた切なすぎました』(美ST編集・石原晶子)」 「前半暗い雰囲気になかなか入っていけず、放置していたのですが思い切って見てみたら、そうしていたことを悔やむほどいいドラマでした。イ・ソンギュン演じるドンフンの優しさ、彼を育てた街、兄弟、仲間すべてが愛おしく思えました。ドンフンが悲惨な環境で育ったジアンと出会い、彼女が仕掛けた盗聴でドンフンの人としての素敵な部分、弱い部分が明かされていきますが、イ・ソンギュンさんの声が本当に素敵で。見終わった後の余韻が過去一番でした。21歳の女の子が45歳のおじさんの温かさに触れ、おじさんも忘れかけていたものを思い出していく。各所じーーんと響くシーンがありますが、人として尊敬し、人として好きだというそこが深くて切なくて、人を思いやる感情について改めて考えさせられました(フリーランステレビプロデューサー・荒木千尋さん)」