松平健、体力の秘訣は街中でマツケンサンバ!?「歩きながら歌ったり、しゃべったり……」
俳優で歌手の松平健が7月6日、明治座で「松平健 芸能生活50周年記念公演」(~7月31日)の初日合同取材会を行った。 【写真】「オレ!」幸せになれそうな松平健「マツケンサンバⅡ」衣装姿の全身 1975年にデビューし、芸能生活50周年を迎えた松平。現在は初舞台以来、縁のある明治座で第一部は代表作「暴れん坊将軍」、第二部は「マツケンサンバⅡ」を中心とした歌謡ショー「マツケン大感謝祭~歌って踊って~オーレ!」の記念公演を絶賛上演中だ。 昼の部公演終了後、熱気冷めやらぬ中で登場した松平は疲れも見せず「オレ!」ポーズや手を振ったりと “上様” 対応。5年ぶりの『暴れん坊将軍』に「これまでと違う監督で、音楽も重なって今までに経験したことのない演出」だといい、同作を上演した理由を「代表作でもありますし、いまだに再放送で皆様に見ていただいているということもあって、生で見てほしいなと思いました」と語った。 第一部、第二部とステージ上で大暴れする松平。涼しい顔に見えるが「息が上がってないわけではなくて、息を殺しているんですよ(笑)」と苦笑い。「踊った後の静かな歌や、立ち回りの後のセリフというのは本当に大変で、相手がしゃべっている間に『フーッ』と深呼吸しています」と明かした。
体力作りの方法を聞かれると「やっぱり踊りながら歌ったりもするので、ウォーキングは毎日やっています。歩きながら歌ったり、しゃべったり……」と松平。歩きながら!? と聞き返されると、平然と「普通の街の中で、歌は覚えなきゃいけない歌を歌います。もちろん人が通り過ぎた後を見計らってですよ」と答え、笑わせた。 歌謡ショーも大盛り上がりで「ペンライトもきれいですし、辰巳ゆうとくんや北翔海莉さんのファンの方が皆さん一緒に応援してくれて、本当にありがたかったです」と感謝。今年5月に急逝し、「マツケンサンバⅡ」の振付を担当したダンサーの真島茂樹さんを「今日は彼も後ろで一緒に踊ってくれていたと思う。寂しいですね。舞台稽古のステージングは彼がやってくれていたので、それがいなくなってしまったと思うと……。今思うと貴重な存在でしたね」と偲んだ。 芸能生活50年を振り返って「長いことは長いんですけど、気持ち的にはあっという間ですね。いろんなことがありましたけど、常に前を向いて歩いています。支えはお客様なので、お客様が今日みたいに笑顔で見てくれたり、応援してくれるとそれがすごく力になって “また、次も頑張ろう” という気持ちでやってきました」と松平。最後にファンに向けて「50年間支えてくれたお客様に改めて感謝したい。これからもとにかくお客様に楽しんで、喜んでいただける仕事をどんどんやっていきたいという思いで頑張っています」と呼びかけた。