ベンフィカが敵地でツルヴェナ・ズヴェズダ撃破で白星発進! トルコ代表2選手がゴール【CL】
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節、ツルヴェナ・ズヴェズダvsベンフィカが19日にスタディオン・ライコ・ミティッチで行われ、アウェイのベンフィカが1-2で勝利した。 セルビア王者のツルヴェナ・ズヴェズダとポルトガル屈指の名門ベンフィカによる今季CLリーグフェーズの初陣。 共に[4-2-3-1]の布陣で臨み拮抗した入りを見せると、より効果的にフィニッシュまで持ち込んだアウェイチームが早い時間帯にゴールをこじ開ける。 9分、右サイド深くでタメを作ったディ・マリアが絶妙なアンダーラップでポケットを取ったバーに繋ぐ。ゴールライン際での浮き球の折り返しに反応したアクトゥルコールがDFと競り合いながら左ポストを叩いた撥ね返りをゴールネットに押し込んだ。 幸先よく先制に成功したベンフィカがその勢いでしばらく押し込む時間帯が続いたが、ツルヴェナ・ズヴェズダも徐々に押し返していく。そして、クルニッチ、ドゥアルチとボックス付近で足を振っていき、GKトルビンにセーブを強いる。 ホームチームの時間帯がしばらく続いたものの、要所を締める守備でリードを維持するアウェイチームが前半半ば過ぎに追加点を奪う。29分、ボックス手前中央の好位置で得たFKの場面で左利きのディ・マリア、右利きのオルクン・コクチュがボールの前に立つと、GKグラゼルとの駆け引きを制したコクチュが壁とは逆のクローズドサイドの右隅へ鋭いシュートを突き刺した。 ツルヴェナ・ズヴェズダがミモビッチに代えてダルシオ・ゴメス、ベンフィカがバーに代えてカボレと互いに負傷で交代カードを1枚ずつ切り合った前半半ば以降は再び膠着状態が続いたが、勝負の際をことごとく制したアウェイチームが2点リードを保ってハーフタイムを迎えた。 後半は2点のビハインドを追うホームチームが攻勢を仕掛ける展開が続く。前半のようになかなか相手陣深くまで侵攻できないアウェイチームは、ロールハイザーを早いタイミングで下げてより守備的なアウルスネスを投入。コクチュをトップ下に上げて中盤の守備を強化した。 押し込みながらも流れの中では決定機に持ち込めず、頼みのセットプレーも相手の体を張った守備にことごとく撥ね返されるツルヴェナ・ズヴェズダ。70分過ぎにはドゥアルチ、オラインカを下げてエンディアイエ、ミルソンと前線に異なる特長を持つアタッカーをピッチに送り込む。すると、この交代策が見事に嵌った。 86分、相手陣内中央での繋ぎからエンディアイエのショートスルーパスに反応したミルソンがゴール前に抜け出して右足シュートをゴール右隅に流し込み、点差を1点に縮める終盤のゴールを挙げた。 これで一気に緊張感が増した後半最終盤の攻防において苦しくなったベンフィカは3枚替えを敢行。ディ・マリア、コクチュ、パヴリディスと前線の選手を入れ替えてアムドゥニ、ベステ、バレイロと新戦力3選手の投入で逃げ切りを図った。 その後、何とか相手のパワープレーを一丸の守備で撥ね返し続けたベンフィカがトルコ代表2選手の活躍で白星スタートを飾った。 ツルヴェナ・ズヴェズダ 1-2 ベンフィカ 【ツルヴェナ・ズヴェズダ】 ファリシオ・ミルソン(後41) 【ベンフィカ】 ケレム・アクトゥルコール(前9) オルクン・コクチュ(前29)
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