富山・八尾産ブドウで白ワイン JAあおばが2年ぶり販売、香り高く味わいすっきり
富山市八尾町黒瀬谷地区で今年採れたブドウを使った白ワイン「ボン・クレールN36°」が完成した。生食用の品種「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を使用。昨年は猛暑などが影響し、ワイン製造に必要な収穫量を確保できなかったため、販売は2年ぶりとなる。9日から数量限定で一般販売する。 JAあおば八尾営農経済センター(同市八尾町井田)が、黒瀬谷地区の農家と協力して製造している。同地区では8戸がブドウをハウス栽培しており、収穫後は長野県のワイナリーで醸造する。 名称の「N36°」は同地区が、世界のワインの名産地が多い北緯36度線上に位置していることに由来。今年は香り高く、すっきりとした味わいに仕上がった。おととしより約100本多い約1200本を出荷する。 720ミリリットルで3200円。8日に黒瀬谷交流センター喜楽里館で開かれる「菜菜(さいさい)こられ市」で発表会と先行販売を行い、9日から同JAの八尾営農経済センターや各直売所、八尾の酒販店などで取り扱う。 問い合わせは同センター、電話076(455)3277。