無理にポジティブに振る舞う必要はなし! 人間は“2割ネガティブ”でちょうどいい
「ネガティブな感情を持ってはいけない」はウソ? ホント?
人の性質は変えられないから、無理に明るく振る舞う必要はナシ こんにちは。人生や恋愛を上手くいかせたい女性のために本質思考をアドバイスする、リアライフカウンセラーの藤本シゲユキです。 【漫画】日本は「日常のハードル」が高すぎる?“毎日なんか生きづらい”から抜け出すために大切なこと 「ネガティブな感情を持ってはいけない」と思い込んでいる人が、実はかなり多いです。昨今の自己肯定感ブームが大きく関係しているようですが、ポジティブ=正しいことで、ネガティブ=いけないことという思い込みが根付いてしまった人が案外多くいます。 ネガティブ撲滅運動と言わんばかりに、無理やり明るく振る舞ったり、ポジティブな言動を心がけてみたり、鏡の中の自分に向かってアファメーション(自分自身に対する肯定的な宣言をして、自己鼓舞すること)したり。 実際にやってみた方なら分かっていただけると思うのですが、なんの効果もなかったはずです。むしろ、自分を偽り続けることで、本来の自分ではないみたいな感じがして、しんどかったという人も多いのではないでしょうか。 それもそのはず、無理やりポジティブな人間になろうとすることは、ほとんどの場合本当の自分をほったらかしにして、無理をすることになるからです。
たとえば、普段テンションが低い人が、エネルギッシュな人に憧れてテンションを高くしてみる。普段聞き役に回ることが多い人が、話し上手な人に憧れて一生懸命面白い話をしようとするなど。 これらは、本当の自分の性質を無視して違う自分になろうとしていることになるので、精神的にしんどくなるのは当たり前なんですね。アファメーションも同じで、根拠がない言葉を自分自身に投げかけても、モチベーションが上がらないのは当然です。 分かりやすく言うと、アスリートが何も練習してないのに、「自分はできる、やれる、ついてる!」なんて唱えるだけで大会に臨んでも、結果的に惨敗するようなものです。 必死こいて練習している人だったらこのアファメーションは効果があるけれど、根拠がないことだと自分の首を絞めるだけなんですよね。