音もなく動いた五条悟の唇…夏油傑をその手にかける直前、最後に何と言ったのか?いまだに残る「劇場版 呪術廻戦 0」の謎
「呪術廻戦」における謎の中でも、様々な考察がなされた最大のものの1つが「呪術廻戦 0」で五条悟が夏油傑の最期にかけた言葉だろう。五条の唇だけが動き、夏油はそれを聞いて呆れたように笑っていたが、五条は彼にどんな言葉を贈ったのだろうか。 【映像】語り掛けるような五条の唇、あきれて笑う夏油(88分ごろ~) 現在配信中の「劇場版 呪術廻戦 0」は、シリーズ累計発行部数1億部を超える芥見下々氏の漫画「呪術廻戦」の前日譚にあたる「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」が原作。2021年12月に公開されると、全世界興行収入265億円の大ヒットを記録した。人間の負の感情から生まれる“呪い”とそれを呪術で祓う“呪術師”との闘いを描いた「呪術廻戦」はTVアニメ第1期が2020年10月から放送され、2023年7月~12月に放送されたアニメ第2期では原作でも人気の高い「懐玉・玉折」と「渋谷事変」のエピソードが描かれた。続編となる「死滅回游」の制作もすでに決定している。 夏油傑(CV:櫻井孝宏)は呪霊躁術で取り込んだ呪霊を一つにまとめ超高密度の呪力として放出する「極ノ番『うずまき』」を繰り出し、乙骨憂太に全霊で挑んだ。しかし、自らを生贄にして呪力の制限を解除した乙骨と里香の一撃には敵わず、右肩から先を失う深い傷を負った夏油は命からがら呪術高専を後にしようとしていた。 次こそは里香を手に入れると執念を見せた夏油だったが、五条悟(CV:中村悠一)が目の前に現れると笑顔を浮かべ「君で詰むとはな……」とその場に座り込んだ。五条はパンダと狗巻棘を“夏油は若い術師を理由もなく殺さない”と信用して呪術高専に送り込んでおり、「信用」という言葉に触れた夏油は、自身と五条の呪術高専時代を思い出しながら「まだ私に、そんなものを残していたのか」と呆れるように語った。 「何か言い残すことはあるか?」と問われた夏油は、最後まで「誰が何と言おうと猿共は嫌いだ」とその信念を崩さなかったが、「別に高専の連中まで憎かったわけじゃない。ただ、この世界では、私は心の底から笑えなかった」と吐露。そんな夏油に五条は歩み寄り、目線を合わせるようにしゃがむと「――」と何かを告げた。その言葉は音声としては流れず、ただ唇の動きだけが映っただけだった。これを聞いた夏油は目を見開き固まったあと、「最期くらい、呪いの言葉を吐けよ」と呆れたように微笑んだ。 五条は夏油をその手にかける直前、何を言ったのだろうか。このセリフについて、漫画「呪術廻戦」の作者・芥見下々氏は「0巻の中で既に出ている」とコメントしている。その後、五条が乙骨に学生証を渡すシーンでの「僕の親友だよ、たった一人のね」というセリフが答えだとする説がファンの間で通説となっているが、一方でネット上では「一人は寂しいよ」など別の説を唱える声もあり、ファンたちの間ではいまも考察が続いている。 (C) 2021 「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 (C)芥見下々/集英社
ABEMA TIMES編集部