幻想的な光の共演 香山公園で「ゆらめき回廊」【山口】
キャンドルによるライトアップイベント「山口ゆらめき回廊-待宵」は21、22の両日、山口市の香山公園で開かれた。多くの来場者が、檜皮(ひわだ)ぶき屋根改修中の国宝瑠璃光寺五重塔の外壁シートに投影されたプロジェクションマッピングの映像とゆらめくキャンドルがつくる幻想的な風景を楽しんだ。大路小路まち・ひとづくりネットワーク(内山秋久理事長)主催。 「ゆらめき」は、水に浮かんでろうそくの火が揺れるフローティングキャンドルに由来している。2007年の「山口お宝展」に合わせて開催され、今年で18年目となる秋の風物詩。 21日はあいにくの雨で五重塔を形作るキャンドルアートを中止するなど規模を縮小して開催。好天に恵まれた22日は多くの来場者が、五重塔に投影された映像と園内一帯に並べられた1000個のろうそくの光の共演を収めようとスマートフォンやカメラを向けていた。 畑谷友幸副理事長(42)は「初日の雨は残念だったが、秋雨のおかげか涼しくなり、多くの人に楽しんでもらえた」と話していた。