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　「あなたが結婚しない理由は？」で出てきた自虐的な名言は…。 そう語るのは、「坊主」氏だ。いまや空前の「大喜利ブーム」。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「意中の相手を口説く言葉」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもある。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。（構成/種岡 健） 【この記事の画像を見る】 ●　自分のタイプを利用する 　ネット上でテキストだけで大喜利に参加する場合、その人の「キャラクター」が面白さに影響することは少ないです。 　ただ、実際にフリップで言葉にして出す場面や、日常会話であれば、 　「その人のキャラに合っているかどうか」 　が重要になります。 「お前がそれを言うな！」ってつっこみたくなるやつですね。 　その現象についても学んでおきましょう。 ●　あなたのステータスはフリになる 　たとえば、次のようなお題です。 　〈お題〉 「あなたが結婚しない理由は？」選手権 　このケースでは、回答者にいま彼女がいるかいないかで、ウケ具合は変わってきます。 　まず、「彼女がいる場合」の回答例です。 　〈回答〉 　自分を養うので精一杯だから 　というように、「結婚しない言い訳」を言ったほうがいいですよね。 　その理由が苦しければ苦しいほど面白かったりします。 　次に、「彼女がいない場合」です。 　〈回答〉 　相手を何不自由なく、 　幸せにできるほどの自信がない 　というように、「モテないことを強がる」という回答が面白く伝わります。 　いわば、「キザなフリをする」ということですね。 　〈回答〉 　自分のことを好きでいてくれる人なんか 　この世にいないと思っているから 　これは「自虐」ですが、まずまず面白いです。 　ただ、本当に結婚したくてしょうがない人が、この回答をしてしまうと笑えません。 「そんなことないよ～」とまわりから同情されるようであれば、言わないほうがいいですね。 　（本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。）