<WOWOW>松竹・松竹京都撮影所とタッグ 完全オリジナル歴史スペクタクル×本格サバイバルスリラー「連続ドラマW I, KILL」製作決定
重厚な社会派ドラマなど数多くの話題作を生み出してきたWOWOWと、映像史に残る名作時代劇を生み出してきた松竹・松竹京都撮影所がタッグを組み、初の完全オリジナル大型企画「連続ドラマW I, KILL」を製作すると11月25日、発表された。海外マーケットも視野に入れ、気鋭のクリエイターと伝統の松竹京都撮影所の一流職人スタッフがコラボレーションした“歴史スペクタクル×京都発の本格サバイバルスリラー”となる。2025年にWOWOWで放送・配信予定。 【写真特集】来年のNHK大河ドラマは松竹京都撮影所で撮影 横浜流星の扮装姿
脚本は、映画「正欲」やドラマ「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」で知られる港岳彦さんを中心に、ばばたくみさん、川滿佐和子さんが参加。日米にルーツを持つヤングポールさんがメインの監督を務め、もう一人、松竹京都撮影所でキャリアをスタートさせ服部大二さんも監督として参加する。特殊造形は百武朋さん、美術は原田哲男さんが担当。一流のスタッフ陣がコラボレーションし、時代劇の伝統的な様式美と新たな映像表現の融合に挑戦する。
舞台は、関ヶ原の合戦から30年後。平和な世を取り戻しつつあった日本に突然現れた、人を襲い、食らう化け物。「群凶(Gun-kyou)」。血のつながらない娘トキを守るために立ち向かう一人の女性、お凛と、全てを失い絶望しながらも自らの生い立ちを知るために旅をする男、士郎を中心に、「生きる」をテーマに描かれる壮大な人間ドラマとなる。お凛や士郎らのキャストは後日発表される。
スタッフのコメントは以下の通り。
◇脚本・港岳彦さんのコメント
そのアイデア自体は、あちこちで、何度か耳にしてきたものでした。
――おもに笑い話として。
実際に、映像化されたものもあったのかもしれません。ですが、思いつきレベルの雑談ならともかく、そのアイデアをふくらませて、大がかりな長編に仕上げようともくろむ人たちがいるとは思いませんでした。
「“それ”がああなって! こうなって! こんなことにもなっちゃって!」「ぜったい世界と勝負できると思うんですよ!」と、ガンギマリの目でプレゼンするヤングポール監督を見ながら、どうやってこのヤバい人から逃げようかと考えていたのに、気づくと大学の先生による“それ”の講義に強制参加させられ、監督のお気に入りだという“それ”の DVD を押し付けられ、いつしか若き優れた脚本家たちも巻き込まれ、あっと驚くそうそうたるキャストの方々が集結していたのでした。