なめらかな曲線ボディを作り上げてコンテスト出場の29歳 「体重38kgで胸元ガリガリ」状態から筋トレで元気に
「ダイエットをして、体重が38kg台まで落ちたことがあり、鎖骨や胸元がガリガリでお尻も垂れてました。鏡で見た自分の身体が貧相にみえたことが筋トレを始めたきっかけです」。 【写真】高島早紀さんが作り上げた「なめらかな曲線を描く」背中~お尻 そう語るのは、6月22日(土)に大阪で開催されたサマー・スタイル・アワードの新人類[関西]&西日本ROOKIE CHALLENGE CUPに初出場した高島早紀(たかしま・さき/29)さんだ。
ダイエットはどうしても体重という数値に目がいきやすい。ただ下がっていく数値とは違い、見た目は自分の理想とは大きく異なったようだ。 「昔は細身の体型に憧れがありダイエットをしたのですが、いざ目標体重になったときに、自分が思い描いた身体ではなかったです。そこから『脂肪も筋肉もバランス良く付いた身体の方が魅力的かもしれない』と思うようになりました」 そうして身体作りのために筋トレを始めて2年間、自分の理想の身体に近づくことができた。 ただ変わったのは身体だけではなかった。 「出勤前の朝に筋トレをしているのですが、トレーニングした後は身体も気分もスッキリして、脳も活性化され、その日はとにかく仕事が捗ります!朝が弱いので起きるのは辛いですが、起きて筋トレさえしてしまえば1日が活動的に過ごせるので、できるだけ朝にトレーニングを取りに入れるようになりました」 身体と生活に良い変化が生まれてきたときに、指導してもらっていたトレーナーの言葉がきっかけでボディコンテスト出場を決めた。 「トレーナーさんが『ボディコンテストに出場できるポテンシャルがある』と言ってくださったことがきっかけで出場を決めました。ウエストだったり鎖骨の向きや姿勢がコンテスト向きだったそうです。それまではまさか自分が大会に出れるレベルだと思っていなかったので、その言葉がとても嬉しくて、挑戦してみようと思いました!」 トレーナーの言葉がきっかけでコンテストに向けて減量も開始した高島さん。減量中もトレーナーが考えたメニューを3食しっかり守って食べていた。 「3食タンパク質を摂って、炭水化物はオートミール、白米、さつまいも、フルーツなどの食材を食べていました。タンパク質も鶏胸肉の他に牛もも肉や鮭などいろいろな食材を食べることができたので、ストレスをあまり感じることなく減量ができました」 順調に減量が進んでいったが、大会が近づくにつれて少しずつ疲労が溜まっていき、体調を崩しやすくなっていった。 「大会が近づいてくると『少しでも良い状態で出場したい!』という気持ちが強くなって、毎日筋トレしたりポージングの練習をしていて、とにかくがむしゃらに頑張っていました。そうするうちに、身体も疲れてきて、気持ちもしんどくなってきました。そこでトレーナーさんに疲労が溜まっていることを伝えると『トレーニングは休んで、睡眠優先でゆっくりしながら体調を整えましょう』と言っていただきました。そこからは岩盤浴や温泉に行くようにしてリフレッシュするようにしていました。気持ちも切り替わり、体調も良くなり、身体も元気になっていくのを感じました。改めて良いコンディションを保つためには、休息も必要だと実感しました」
初出場ながら、食事や休息などを学んでいった高島さん。この経験を踏まえながら今後もコンテスト出場を見据えているようだ。 「秋ごろにもう一つ大会出場する予定です。今回のコンテストで頂いたフィードバックを元に身体を調整して、さらに進化した状態で臨みたいと思います」
取材:柳瀬康宏 撮影:岡 暁