札幌市電の新型車両「ポラリス2」報道公開 通路の幅広がり定員も増
HTB北海道ニュース
札幌の街を走る路面電車に、新たな仲間が加わります。 早ければ今月下旬にもデビューする新型車両が、報道陣にお披露目されました。 本吉智彦記者) 「新型車両、これまでのポラリスをべースに改良が加えられています。愛称はポラリスⅡです」 市内中心部と住宅街を結び、1日平均2万3000人が利用する札幌市電。 2013年から導入された71人乗りの「ポラリス」、2018年から導入された60人乗りの「シリウス」に次ぐ、新たな新型車両がお目見えしました。 見た目は「ポラリス」とそっくりですが、行き先を示す電光掲示板には、外国人観光客にも分かりやすいよう英語の表記が加わりました。 本吉智彦記者) 「通路の幅が広がり立って乗れる人数も増えました。市電の中では最大の輸送能力を誇ります」 「ポラリス」に比べ、通路の幅が最大14センチ広がり、乗車定員は4人増えました。札幌市電では最も多い75人乗りです。 札幌市交通局 木戸上哲人係長) 「一部の停留場では、乗り残しお客様を乗せきれないといった課題がごさいました。できるだけ大型の車両を導入したいと考えたところ」 通勤時間などの混雑時には客が乗りきれないこともあるため、札幌市交通局は古い車両の入れ替えとともに車両の大型化を図っています。 札幌市交通局 木戸上哲人係長) 「路面電車それ自体が電気で走っておりますので環境に優しい乗りものとなっています。札幌市民の皆様をはじめ観光客の皆様にもご利用いただければと考えています」 新たに導入された「ポラリスⅡ」。運行開始は今月下旬から来月上旬の予定です。
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