「王者には予想外のヒーローが必要」ド軍のWS制覇に貢献した”陰の主役“たちに米メディアが脚光!「ポストシーズン史上、最高の仕事」
2020年シーズン以来、球団史上8度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げたドジャース。大谷翔平やムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンなど、球界を代表するスタープレーヤーがポストシーズンでも存在感を放ち、パドレスやメッツ、ヤンキースを打ち破り頂点まで登りつめた。 【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン だが、もちろん中心選手の活躍だけで世界一を成し遂げたわけではない。米メディア『CLUTCHPOINTS』は現地時間11月2日、「ワールドシリーズでのドジャースの縁の下の力持ち」と銘打ったトピックを配信。キケ・ヘルナンデス、ギャビン・ラックス、そして投手陣を支えたリリーバーたちのパフォーマンスにスポットを当てている。 ポストシーズンを通じて、打線の中軸として見事な働きをみせたヘルナンデスに対し同メディアは、「確かな数字に加え、ヘルナンデスはポストシーズンで信じられないほどの自信を持ってプレーしている。チームメイトからの信頼も高く、彼がここ一番で活躍する能力に頼っている。ヘルナンデスはポストシーズンで通算15本の本塁打を放っている」などと評した。 打者でもう1人、ラックスのプレーも取り上げている。「パドレスとのナ・リーグ・ディビジョン・シリーズでは、打率.278/.300/.444、本塁打1本、打点1本と最高の結果を残した」と振り返っており、「ヤンキースとのワールドシリーズでは1安打に終わったものの、3度四球を選び、死球も受けたことで出塁できることを証明した。ラックスは2塁手として守備でも堅実な働きを見せた」と攻守のパフォーマンスを称えている。 また、「ブルペンデー」での起用も注目された、ブレイク・トライネン、アンソニー・バンダ、アレックス・ベシア、エバン・フィリップスら救援投手の名前も挙げており、「ドジャースのリリーフ投手陣が活躍しなければ、ワールドシリーズ制覇は実現しなかっただろう」と強調。続けて「先発投手陣は怪我により限定的な活躍にとどまり、ロサンゼルスはポストシーズン3ラウンドでクオリティースタートはわずか2度だった」と論じている。 さらに、「これはポストシーズン史上、ブルペン投手による最高の仕事の一つである。デーブ・ロバーツはリリーフ投手に信頼を寄せており、彼らはポストシーズンを通して素晴らしい活躍を見せた」と賛辞を並べた。 同メディアは、「ほぼすべてのチャンピオンチームには予想外のヒーローの活躍が必要」と主張する。まさにドジャースも多くの選手がチームを支え勝利に貢献したことにより、世界一の称号を得ることとなった。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]