興玉と小夢の会話に“人間味”を感じるように 『全領域異常解決室』4カ月前の神隠し事件にさかのぼる
■すべてはここから始まった!? 小夢にすべてを話す興玉 ヒルコの犯行声明による連続事件を「神隠し」「シャドーマン」「タイムホール」「千里眼」…さまざまな超常現象の知識で解決してきた「全決」。今回は、前回までと違い、「全決」メンバーそれぞれの正体と小夢の意外な結びつき、さらには小夢が「全決」に赴任した理由が明らかになる。 また、興玉と小夢のシーンでは、これまで見ることのなかった2人の意外な会話に“人間味”が感じられる。これには2人が神だということを忘れてクスっとさせられ、つい見入ってしまう。その一方で、2人の正義に満ちあふれた使命感、頼もしさも改めて目にすることに。 すべてが明らかになることで、今まで一見すると小夢を小馬鹿にしているようにも見受けられた興玉の一つ一つのセリフに込められた思いと意味も明らかに。そして芹田の小夢に接する態度や表情にも納得がいく。これらのシーンを振り返って見ると、グっとくるものがあり、改めて今作品の深みを感じさせられる。 さらに、第7話から月読命の神(石田ひかり)が登場する。彼女が今後どのような形で「全決」と関わり、影響を及ぼしていくのか。ほかにも「全決」の前に立ちはだかる新たな神は登場するのか…。
佐々木順子