【『No No Girls』レポート#12】ちゃんみな「2万人の人生を変えるつもりで、あなたの人生と声を聴かせてください」1月11日、Kアリーナ横浜に候補者30人が集結
KOHARU「これからもどんどん光ってほしい」
続いてはKOHARU。ダンス歴約15年だが、歌唱は未経験。5次審査では歌唱テクニックを身につけ、弱点克服に取り組んでいた。果たして結果はどうなるか。 「(ダンスと歌)ふたつでひとつです、みたいなのが職業としては目標なんだけど、今回素晴らしかったね。すごく光っていました」 ちゃんみなから褒められ、ホッとするKOHARU。加えてちゃんみなは、「KOHARUがいるチームは、なぜかいつも空気がいい」という。それは彼女の心配りがあってこそだが、それに対して初めは「自分のこともちゃんとやってからチームのことを考えよう」と指摘していたそうだ。しかし、今の彼女はそれもクリアしている。ちゃんみなは、このように結果を伝えた。 「自分にも栄養を与えつつ、チームにも与えていたんだろうなというのが、すごく見えました。振り付けもKOHARUが入ったんだろうなっていう個性的な振り付けで。KOHARUがいるところは明るくて個性的なKOHARUの色がしっかり入るなって思ったので、素晴らしかったです。これからもどんどんどんどん光っていってほしいと思うので、ぜひ次もよろしくお願いします」
JISOO「ファンにもメンバーにも、甘えて甘えられてください」
次はJISOO。常に歌唱力を評価されてきた彼女だが、5次審査の合宿中にはレコーディングで涙を流す場面もあった。歌い方を指摘されて新たな歌唱法を身につけるも、自分のやりたい表現との両立がうまくいかず、ひとり葛藤していたのだ。そんななかで挑んだ今回の審査。ちゃんみなはどう評価するのだろうか。 「今回はちょっと残念だった。チームで見たときにいつもより目立ってなかったし、いつもよりうしろにいた感じがしました。今、JISOOの中で心配ごとがいっぱいあるんだと思う。その心配ごとを一個一個ほどいて、『まぁいっか』ってする必要があるはず。『まぁいっか』がJISOOにはなさすぎる」 ちゃんみなはJISOOを心配していた。韓国からひとりで来日して、気を張っているのではないかと。「泣きたいときには泣いてほしいし、怒りたいときは怒ってほしいし、頼ってほしい人はいっぱいいる」。ちゃんみながそう伝えると、JISOOは涙を浮かべながらうなずく。 「自分の気持ちを話さないと、ステージに立っても壁を感じちゃう、パフォーマーとして。これは残念だけど、パフォーマーとして必要なことなのでがんばってほしいです」 5次審査通過とはなったが、チームとのコミュニケーションが次回の課題となった。JISOOは涙声で自身について振り返る。 「言われたこと全部、いつも感じていたことでちょっと泣いてしまいました。自信ないことやあまり好きじゃないことも、隠すのがプロだと思っていたし、実力が必要だと思ってがんばりたいと思っていたんですけど……。日本に来てずっと目の前にやるべきことがあって、一番大事なものを忘れてしまっていた気がします」 そんな彼女に、SKY-HIはこう語りかける。 「お客さんって、実はアーティストに信頼されたいと僕は思っていて。それを感じるとすごくうれしいんですよね。メンバーも、信頼されている、頼られている、甘えてもらっているとなるとうれしいんですよね。なので僕たちにも、これからあなたについてくるファンにしても、メンバーにしても、たくさん頼って、甘えて甘えられてください」