<街ぶら>大阪・狭山池にラバーダック GWまで盛り上げる
現在は満開の桜とともに楽しめる
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日本最古のダム式ため池とされる大阪狭山市の「狭山池」がいま、盛り上がりをみせている。それは、あの「世界中を旅する巨大アヒル」であるラバーダックが登場したからだ。折りしも現在は桜が見ごろを迎え、同池は例年にない盛り上がりをみせている。
狭山池は築造1400年とされる
同市職員によると、今年は同池が築造1400年を迎える年にあたることから、記念行事の一環として、このラバーダックを招致したという。ラバーダックはここ何年かは、大阪市の中之島などに登場しては、毎年話題となっているが、今年はその人気者が狭山池に来たとあって、同池は多くの人でにぎわう。 資料などによると、同池は飛鳥時代前期、朝廷によって築造されたとされているが、正確な築造年はわかっていない。ただ「古事記」「日本書紀」という歴史書にも登場しているという。貯水量は280万立方メートルで、周遊路は約3キロもあり、周囲をジョギングまたは散歩したりする人の姿も多くみられる。
ラバーダックは5月8日まで。夜間はライトアップ
また、その周遊路には1000本を超える桜並木があり、毎年春になると多くの人が花見に訪れる。3日午後に来た際も、曇天模様ではあったが多くのひとがござなどを敷いては、お弁当広げラバーダックと桜の「競演」を楽しんでいた。 狭山池近くに住むという女性は「ラバーダックが来ると聞いて驚いた。もちろん花見スポットではあるけど、今年はさらに子どもの姿が多いように思いますね」と笑顔で語る。しかも、このラバーダックは夜間にはライトアップされており、夜もにぎやかな風景を楽しむことができる。ラバーダックは5月8日まで狭山池で展示される。 今月22、23両日には催しや模擬店、小さい花火などで華やぐ「狭山池まつり2016」も行われるなど、ゴールデンウイーク(GW)まではいろいろと楽しめそうだ。池の近くにある大阪府立狭山池博物館で、池の歴史などを知るのも楽しそうだ。