アルピーヌ、来季もオコン&ガスリーのコンビを継続するのか?「ハミルトンのフェラーリ移籍が決まる前から話はしている」
ルイス・ハミルトンが今季限りでメルセデスを離れ、2025年からフェラーリに移籍することを決め、シャルル・ルクレール(フェラーリ)とランド・ノリス(マクラーレン)がそれぞれ所属チームと複数年契約を結んだことから、2025年に向けたF1のストーブリーグは既に動き出した感がある。その中で、2025年のドライバーラインアップが決まっていないチームのひとつがアルピーヌだ。 【ギャラリー】ビザ・キャッシュアップRBの2024年マシンVCARB 01 アルピーヌは今季、エステバン・オコンとピエール・ガスリーのコンビで2年目を迎えるが、オコンはかつてメルセデスの育成ドライバーだったという繋がりがあるため、メルセデスのトト・ウルフ代表がハミルトンの後任候補に彼をリストアップしていても何ら不思議ではない。仮にオコンが離脱となれば、アルピーヌとしてはリザーブドライバーのジャック・ドゥーハンを昇格させることができる。 しかしアルピーヌのチーム代表であるブルーノ・ファミンは、ハミルトンの移籍が社内で契約に関する会話をするきっかけになったことはないと主張する。 「我々はハミルトンがフェラーリに行くのを待ってからドライバーたちと話をしたわけではない」 「彼らとの関係やコミュニケーション、彼らがしてきた仕事ぶりには満足している。定期的に話をしているし、それはハミルトンの一件があった前も後もだ」 「正直に言うと、我々全員がドライバー市場を見ている。我々にはアカデミーもあるし、周りで何が起こっているのかを確認し、知ることは責務だと言える」 「そこに取り組んでいるが、何か決定したものはない。我々の優先事項はマシンとチームを進化させることであり、ドライバーにも自信がある」 チームにとって、現行のドライバーと再契約して早くに将来を固めることが重要なのかとmotorsport.comに尋ねられたファミンは、急ぐ必要はないと語った。 「彼らは我々の考えていることを分かっているし、F1の仕組みも理解している」 「二枚舌は使わない。だからこそ、お互いにしっかりと話をすることが重要であり、全てをテーブルに並べることが重要なんだ」 「繰り返しにはなるが、彼らには満足している。まずは最初のレースを戦ってマシンのパフォーマンスを確認したいところだが、彼らもチームに満足していると理解している。その辺りについてはもう少し後で話すことにしよう」 また昨年からチームに所属するガスリーも、アルピーヌとの話し合いが既に始まっていることを認め、次のように話した。 「彼らとは既に(話し合いを)しているところだ」 「それは今まさに進行中のものであって、僕たちは会話をしているところだ」
Adam Cooper