【全日本】GAORA王者・立花誠吾は「ロン毛のバカと同じに見られないためにもベルト必要」
全日本プロレスは17日、24日・後楽園大会で行われるGAORA TV王座戦の記者会見を開催。王者・立花誠吾(26)と挑戦者・阿部史典(29)が出席した。 阿部は冒頭から「意気込み? そんなものはございません。そもそも私は挑戦したいなんかひと言も言ってないし」と身もふたもないことを述べ、さらに「(6月9日の岐阜大会で)ジュニアのタイトルマッチに負けたし。で、あなたも負けたでしょう?」と、立花も岐阜大会で黒潮TOKYOジャパンとタッグを組み、佐藤光留&田村男児のアジアタッグ王座に挑戦しながらも敗れたことを指摘した。 立花が「負けたよ」と返事すると、阿部は「じゃあ誰が強いんだよ、この空間で」と再び自虐コメント。すると立花は「ふざけんじゃねえ、こんなサングラスしてるヤツが弱えわけがねえだろ」と言い返し、会見は最初から荒れた。 続けて立花が「立花誠吾だ! あぁん?」といつもの“ヤンキーあいさつ”をしようとすると、阿部が「見りゃ分かるだろ」とその都度、声をかぶせて何度も妨害した。 いいかげん2人とも叫び疲れたところで立花が「こいつがよ、どうしても挑戦してえみてえな顔してたからよ。オレがこいつの気持ちをくんで、挑戦を受けさせてやったみたいなところがあるけどよ。まあちょうどいいだろう、このGAORAのベルト、全日本のヘビーでもジュニアでもない闘いをしてやるよ、この野郎! あぁん?」と説明。するとまたもや阿部が「週刊阿部です。ヘビーでもジュニアでもない闘いってどのような闘いになるんでしょうか?」と揚げ足を取るような質問を投げかけた。これに立花が「てめえで考えろ、ばーか!」と応じ、会見は再び収拾のつかない状況となった。 阿部は「反強制的に傷心の私にですね、目の前を通り過ぎてきた傷心のチンピラが、負け犬同士がやったろうぜみたいな感じかなと思うんですけど。負け犬の負けにランクをつけるとしたらオレの負けの方がちょっと上だね」と上から目線で王者を見下ろし、立花は「情けねえ男だな。こんな男に負けるわけねえよ」と防衛を宣言。 その後もグダグダの展開が続いたが、阿部がついに最後に「リングに立つ人間というのは、四角いジャングルの中で命のやりとりをするっていう時に勝ちたくない人間はいません。私は当日になりましたら、このデタラメ、サングラス、クソ豚野郎から必ずベルトを引っぺがします」とベルト奪取へ意欲を見せた。 すると立花も「今このベルトをオレが持ってなきゃ、オレのためにも必要なんだ、絶対に。オレの隣にロン毛のバカがいるだろ。いっつもいっつも邪魔してくるバカ。あいつのせいでオレもバカみてえに思われんだよ。あいつを放っておくためにも、オレの実力を見せるためにも、このベルト必要なんだ」と話し、タッグパートナー黒潮TOKYOジャパンとの違いを示すためにもベルトを守り抜くと強調した。