1万人余りが師走の日向路を駆け抜けた「青島太平洋マラソン2024」 ランナーたちの走りを振り返る
宮崎放送
8日に行われた青島太平洋マラソン。1万人余りが師走の日向路を駆け抜けた今年の大会。 ランナーたちの走りをハイライトで振り返ります。 今年で38回目を迎えた宮崎の冬の風物詩青島太平洋マラソン。 今大会は運動公園から青島までの10キロのコースが復活し、およそ670人のランナーが参加しました。 (ランナー) 「ドキドキ、とりあえずワクワクしています」 「景色を見ながら息子もフルマラソンに出ているので、みんなで完走できたら」「10キロ頑張るぞ!」 すっきりとした青空の元、ランナーたちは思い思いのペースで10キロを走り抜きました。 (ランナー) 「きつかったです。海辺走れて気持ち良かった」 「来年は70なので、フルマラソンに挑戦しようかな」 「(10キロは)思ったよりきつくて風とかで苦戦したが、すごくいい思い出になった」 「最後まで歩くことなく完走できた。よかった。」 一方、マラソンには県内外からおよそ1万人のランナーが参加。 2時間23分3秒でトップとなったのはNexus所属の河北竜治選手、3連覇を達成しました。 (河北竜治選手) 「3連覇というのが大台というか1つの壁だと思っていたので、そこを突破できて安心というか嬉しい気持ち」 また、アマチュアランナーたちもそれぞれの思いを胸に力走。 3年連続でアオタイに参加したのは山下将一さんと雄司さん兄弟です。 (兄・山下将一さん) 「3年連続で戦っています。彼と。」 普段は仲の良い2人ですが、この日はライバル同士。 (兄・山下将一さん) 「3時間15分から3時間30分の間を狙いたい」 (髙橋美苑リポーター) 「弟さんの目標も」 (弟・山下雄司さん) 「目標は兄に勝つこと」 先にフィニッシュゲートに姿を見せたのは、弟の雄司さんでした。 (弟・山下雄司さん) 「走れました!(途中で兄を)喝を入れて抜かしていったが、後は自分との闘いで、最後まで止まらず走れた」 (兄・山下将一さん) 「負けたよ負けた負けた。また来年やね。まいったよ」 (弟・山下雄司さん) 「圧勝です」 (兄・山下将一さん) 「勝てればよかったな・・・残念!」 (※二人で握手) 一方、鹿児島県から参加した松本和洋さん。 おととし、難病に指定されている「ギラン・バレー症候群」を発症した松本さんですが、自己ベスト更新を目指してマラソンに挑みました。 (松本洋和さん) 「目指すタイムは2時間35分ですので、そこをターゲットタイムにして、フィニッシュゲートを笑顔で駆け抜けたい。」 この日、松本さんの足にはとあるアイテムが… (松本洋和さん) 「おととい、修学旅行から帰ってきた娘からお守りをもらいました」 (髙橋美苑リポーター) 「なんて書いてあるんですか?」 (松本洋和さん) 「必勝お守りです!家族にいい報告ができるように頑張りたい」 そして、仲間とともに走り切った松本さん。 目標タイムには届かなかったものの、総合19位(2時間37分25秒)でゴールしました。 (松本洋和さん) 「ずっと向かい風だったので、想定よりもきつかった。途中きつい場面、何回もきたが、下は向かないで前を向いて走ろうと決めていたが、きつい時は下を見て、すごい力をもらった」 (ゴールしたランナー) 「初のフルマラソンで3時間半の予定で行ったが、なんと3時間11分だったので、もう100点満点!」 「海岸沿いがきれいで、神社の前もにぎやかで、本当に楽しめました」 「自己ベスト更新出せるようなきっかけがつかめるレースができて、本当にきょうはよかったなと思って、思わず涙が出てしまった」 今年も多くのランナーが駆け抜けた青島太平洋マラソン。たくさんの笑顔があふれた1日となりました。 ※MRTテレビ「Check!」12月9日(月)放送分から
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