手がかり材料難で企業決算に関心、業績上方修正の3銘柄
アメリカでは大統領選でトランプ氏が優勢になったことで、あらゆる資産で「トランプトレード」が広がった(写真:ブルームバーグ)
11月8日の東京株式市場は、7日のアメリカの株式市場でナスダック総合指数やS&P500種株価指数がいずれも過去最高値を更新したことを好感し、ハイテク株を中心に買い先行のスタート。日経平均株価は一時、前日比400円を超える上昇となる場面もあった。ただ、4万円に接近したことや週末を控えていることもあって利益確定の売りが優勢となり、上げ幅が大きく縮小した。日経平均終値は前日比118円96銭高の3万9500円37銭と小幅反発で引けた。 来週(11~15日)の東京株式市場は、アメリカ大統領選やFOMC(連邦公開市場委員会)といった重要イベントが経過したことで手がかり材料難となる中、大詰めを迎える企業の4~9月期決算に関心が集まりそうだ。ただ、アメリカの長期金利やドル円相場の動向によっては波乱展開の懸念もある。来週の日経平均の想定レンジは3万8900~4万円とする。
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冨田 康夫