【シンガポール】プロパティーグル、売却で米国上場廃止へ
シンガポールの不動産情報サイト大手プロパティーグルは16日、米ニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）での上場を廃止すると発表した。欧州系投資会社への売却が理由となる。 同日にスウェーデン系投資会社ＥＱＴプライベート・キャピタル・アジアと合併計画について合意した。ＥＱＴによる取得額は約11億米ドル（約1,624億円）。2024年後半か25年初めに手続きが完了する予定だ。 手続き完了後は上場を廃止する。既存投資家からは１株当たり6.7米ドルで株式を買い取る。プロパティーグルの買収に関する報道が流れる直前の５月21日の終値に52％、過去30日間の加重平均株価に75％、過去90日間の加重平均株価に86％をそれぞれ上乗せした価格だ。 プロパティーグルは2007年設立。シンガポールのほか、マレーシア、タイ、ベトナムで事業を展開している。22年にニューヨーク証券取引所に上場した。
