“悲劇”のドラ1…プロ1年目に早くも離脱した超逸材(2)“超高校級”はわずか8年で
アマチュア球界で圧倒的な活躍を見せた選手は、ドラフト1位で指名される可能性が自然と高くなる。当然、早期での活躍が求められるわけだが、アマチュア時代の勤続疲労などが原因で、入団1年目に故障する選手も珍しくない。そこで今回は、プロ1年目に故障を経験したドラフト1位選手を取り上げる。
髙橋純平
投打:右投右打 身長/体重:184cm/86kg 生年月日:1997年5月8日 経歴:県立岐阜商 ドラフト:2015年ドラフト1位 ドラフト指名時から大きな期待を受けていた髙橋純平は、昨季現役引退を決断した。 県立岐阜商業高校では、1年時からエースとして躍動。3年夏にはU18高校日本代表に選出された。潜在能力を高く評価され、3球団がドラフト1位で指名。抽選の結果、福岡ソフトバンクホークスの一員となった。 ゴールデンルーキーとして注目が集まる中、高校3年夏の故障も影響し、新人合同自主トレ初日に左すねの張りを訴えてリタイア。その後は伸び悩み、入団3年間で一軍ではわずか1試合の登板にとどまった。 それでも、2019年にはリリーフで活路を見出し、45試合の登板で防御率2.65という成績を残し、チームの日本一にも貢献した。 しかし、翌年以降は故障の連続となり、一軍定着とはならないまま、昨季限りでユニフォームを脱いだ。
ベースボールチャンネル編集部