テイラーのガール・スクワッドやトラヴィスの家族が座っていたスイート・ルームは非常に華やかで、テレビにも何度も抜かれていた。テイラーとアシュリーがビールを一気飲みしたり（敵の49ersファンからはブーイングされたけど）、ブレイクがQBパトリック・マホームズの素晴らしいスローに歓声をあげたり、トラヴィスの活躍にテイラーが一喜一憂したり。そこにいる全員が本当に観戦を楽しんでいるのが伝わってきた。ハードコアな49ersファンであるラナ・デル・レイもテイラーの招待を受けて、途中からスイート・ルームに加わり、チーフス優勝の瞬間はテイラーをもみくちゃにするゲストの勢いに押されて、転んでしまったのはお気の毒。でも、楽しかったのは間違いなく、インスタグラムにその瞬間をアップしている。

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一方、観戦を楽しんでいるように見えなかったのがキム・カーダシアン様ご一行。妹クロエやケンダル・ジェンナー、交際の噂があるオデル・ベッカムJr.、ジャスティン＆ヘイリー・ビーバー夫妻にトラヴィス・スコット、シアラ＆ラッセル・ウィルソン夫妻といったセレブが揃っていたけれど、はしゃぐ様子もないまま……。なかには居眠りしている男性までいて、スーパーボウルの観戦チケットを買えない庶民をイラつかせるのには十分。キムたちが座っていたスイート・ルームはNFLチーム、ペイトリオッツのオーナーロバート・クラフトと実業家マイケル・ルービンのもの。このスイート・ルームにはシャックやカリフォルニア州知事ギャビン・ニューサム夫妻、イーロン・マスクらが招待されていて、彼らは49ersをしっかり応援していた。キム様ご一行のしらけぶりとは対照的だった。

さまざまな目的でスーパーボウルを現地観戦するセレブたちも

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もちろんスーパーボウルを観戦したセレブの中には、アメフトには実は興味がない人もいたかもしれない。プレ・パーティやアフター・パーティが目的だったり、プロモーションする作品があるからスタジアムに足を運んだ人もいるだろう。例えば映画『ウィキッド』（24’）公開を控えたアリアナ・グランデ＆シンシア・エリヴォは、スーパーボウル放映中のCMで予告編のお披露目があったために「ルイヴィトン」のカスタムメイドなジャージで登場。非常にいい宣伝になっていた。でもスイートで観戦中はせめて、応援するふりだけでもすればよかったのでは？