兵庫県警芦屋署＝芦屋市公光町

　車を運転中に、急な割り込みや幅寄せをして別の車の通行を妨害したとして、兵庫県警芦屋署は５日、道交法違反（あおり運転）の疑いで、神戸市東灘区の建築業の男（４８）を逮捕した。 【写真】ドライブレコーダーのステッカー…どこに貼るのが効果？ 　逮捕容疑は６月１３日午後７時ごろから同７時１０分ごろまでの間、神戸市東灘区岡本２から芦屋市川西町まで軽乗用車を運転し、前方を走る男性（８２）の軽乗用車に急な割り込みや左側からの追い越し、幅寄せをして執拗に追跡し、約４・２キロにわたって通行を妨害した疑い。調べに対し容疑を認めている。 　同署によると、あおり運転をされた男性は芦屋市川西町で車を停車。男は運転席の扉を開け、逃げられないようにドアノブをつかんだという。その際に男性は車を急発進させ、男を約１４メートル引きずって左肩打撲などの軽傷を負わせたとして、殺人未遂容疑で７月に逮捕されていた。 　しかし同署のその後の捜査で、男の車のドライブレコーダーに男性の車を執拗に追い回す映像が残っていたことが判明。同署はあおり運転に当たると判断し、今回、男を逮捕した。男は当時、交差点で対向車線から急に右折してきた男性の車を避けようと急ブレーキを踏んだ際、落下したスマートフォンの画面が割れたため、男性の車を追跡したと説明していた。