【速報】小林製薬「紅麹問題」大阪市が「対策本部」立ち上げ4月3日に初会合 横山市長が表明「専従調査チーム」設置し健康被害や回収状況を把握
大阪市の横山市長は、小林製薬の紅麹をめぐる問題について、3日にも市として対策本部を立ち上げることを大阪市の横山市長が1日の会見で明らかにしました。 【画像を見る】「紅麹コレステヘルプ」など自主回収の対象品をすべて見る 同名で「回収の非対象品」もある 小林製薬の「紅麹」を含むサプリメントを摂取した人から健康被害の訴えが相次いでいて、1日までに摂取後に5人が死亡、入院した人が114人、通院や通院希望者が680人程度に上っているということです。このため、小林製薬は、「紅麹コレステヘルプ」など3商品のサプリメントの自主回収を行うと発表しています。 厚労省によりますと、サプリメントからは「プベルル酸」という想定外の物質が検出されていて、アオカビから発生する天然化合物とされています。 紅麹は小林製薬の大阪工場で製造していましたが、老朽化を理由に去年12月に廃止されています。3月30日に大阪市は厚生労働省とともに大阪工場へ食品衛生法に基づく立ち入り検査に入りました。 30日の検査について横山市長は「製造記録や製造場所がどういった状況かを確認した。あらゆる選択肢を尽くして情報把握していきたい」などと話しました。 さらに、横山市長は大阪市として今回の紅麹をめぐる問題について、対策本部を4月3日にも立ち上げ、3日午前中にも会議を開催したいと明らかにしました。 対策本部内には保健所の職員や府の衛生監視員ら十数人からなる専従の調査チームを立ち上げることも明らかにし、小林製薬に命じている商品の回収状況や健康被害の状況の把握、原因究明などの調査にあたるとしています。