<春の頂へ・健大高崎’24センバツ>選手紹介/9 /群馬
◇重圧に負けぬ度胸 結束大智外野手(2年) 持ち味の鋭いスイングに磨きをかけてベンチ入りを果たした。昨秋の公式戦は直前に肘を痛め、スタンドから見守った。その後もプレーできない日が続き「支えてくれている人への申し訳なさや悔しさでいっぱいだった」。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち けがを経験して気付いたのは「自分がやったことは全部自分に返ってくる」。ゴミを拾う、靴を並べるなど、日々の小さな努力を怠らないと決めている。 重圧のかかる代打の場面でも緊張しない度胸がある。「甘い球が来たら1球で仕留める」とケースバッティングに集中して取り組み、憧れの甲子園に備える。 ◇制球力磨く努力家 関口圭佑投手(2年) 「練習に取り組む姿勢は一番」と小谷魁星コーチが太鼓判を押す努力家。1年秋にサイドスローに転向し、当初は練習試合で打たれることが多く悩んだが、先輩投手の助言をもとに投球フォームを見直し、制球力を身につけた。 この冬は打者を翻弄(ほんろう)すべく、インコースの直球とスライダーを磨いた。2月の紅白戦では2試合4イニングを投げて5奪三振。強打者そろいのレギュラーを無安打に抑えた場面もあり、手応えを感じているという。 藤岡市出身。初のベンチ入りに「活躍している姿を見せたい」と意気込む。=つづく