【マーメイドS】エリカヴィータ馬体ふっくら 2年ぶりの重賞制覇へ坂路で活気ある動き
<美浦トレセン> 福島牝馬S5着エリカヴィータは坂路で調整。活気ある動きで4ハロン66秒5をマークした。鈴木助手は「馬体がふっくらしてきたけど、見た目に太め感はないし筋肉になっている。馬がどっしりして、牝馬特有のイレ込みがなくなった。稽古は動くしもっとやれていい。気持ちひとつで(重賞を)もう1つ勝てるのでは」と2年前のサンスポ賞フローラS以来となる重賞タイトルを狙う。 新潟大賞典6着ファユエンは南馬場で調整。主戦の菊沢騎手は「前々走で(福島牝馬S=13着)で大きな不利があった後でも、前走は馬を怖がったりせずに走れていた。自分で競馬をつくれないので、上がり勝負になると厳しいけど、この馬の力を出せる流れなら。雨ならさらにプラス」と末脚の生きる流れを待ち望む。 マリネロは昇級戦の前走・弥彦Sで直線伸びを欠いて9着。巻き返しに向け、11日の追い切りでは美浦Wコース単走でラスト1ハロン11秒7(5ハロン69秒2)と軽快な動きを見せた。格上挑戦となるが、嘉藤調教師は「だいぶ成長して丈夫になってきた。精神面もいいし充実期に入っている。軽ハンデの50キロは有利に働くと思うから、なんとか一発を狙いたい」と意気込む。