【バドミントン】高校から競技を始めた“高校始め”の全国大会 2年生たちが熱戦を通じ、さらなる成長へ
“高校始め”だからこそ、しっかりした環境で
大会は高校始めの選手限定とはいえ、実際の運営は全国大会をイメージして実施。補助員として地元の学校の多くの生徒が審判や運営で協力。プログラムやIDカードなども本格的に製作し、準決勝以上の試合では、サービス高計測器を使用したサービスジャッジも行なった。高校始めというカテゴリーだからこそ、正しいルールで、しっかりとした環境の中で試合をさせたいという運営側の思いから、このような運営が実現した。 男子3位に入った松村理音(駒澤大学高)を指導する同校の児玉侑利監督は、「スタートラインが同じだからこそ、真向勝負で立ち向かえる、そんな魅力が詰まった大会。大会までの数カ月間、この大会で1試合でも多く勝つことを目標に練習を重ねてきました。東京代表として、ベスト4に入賞できたことは、選手にとっても、私にとっても大きな誇りです」と語った。
埼玉県の高校で顧問を務め、大会の開催に携わった小島治哉教諭のコメント
高校始めの選手にとっての目標となる大会に 「開催に向けて、各県の初心者大会実施状況を調べ、ご案内を送付しましたが、快く参加のお返事をいただきました。また大会後には、次年度に向けた協力の打診が九州の学校関係者の方からありましたし、今回の参加地域でない学校の先生ともこの大会の話題になることがあり、これから継続して続け、確立させていかなければならない大会だと考えています。高校からバドミントンを始める選手が増えている中で、多くの方にご協力をいただきながら、高校始めの選手にとっての一つの目標となる大会となればいいなと思っています」 大会の試合映像はYouTubeで見ることができる。
文/小島治哉 構成/バドミントン・マガジン編集部