“後半3発”のインテル、敵地でカリアリ撃破! セットプレーを生かして公式戦4連勝達成
セリエA第18節が28日に行われ、カリアリとインテルが対戦した。 ここまで16試合を消化したリーグ戦で11勝4分1敗を記録し、勝ち点「37」を積み上げている3位インテル。同クラブは他の上位クラブに比べて1試合未消化となっており、首位アタランタとは3ポイント差の状況だ。公式戦4連勝を目指して激突するのは、現在公式戦4連敗中の18位カリアリ。“ネラッズーロ”は降格圏に沈む相手から白星を掴めるか。 試合は、開始早々の3分にインテルがチャンスを作る。ハーフライン左で相手のパスをカットし、ハカン・チャルハノールが右サイドで待つニコロ・バレッラへと展開。トラップから右足でアーリークロスを送ると、ラウタロ・マルティネスがボックス手前でのポストプレーによりワンタッチでバックパスを出す。浮き球のボールをマルクス・テュラムが収め、右足でボレーシュート。押さえ込んだ一撃が枠を捉えたが、GKのビッグセーブに防がれた。 16分にはオフサイドとなったものの、再びラウタロの落としからデンゼル・ダンフリースがシュートをお見舞い。敵地に乗り込んだインテルが序盤から続けて相手を脅かす。さらに、28分にアウェイチームが右サイドでコーナーキックを獲得。ダンフリースがショートコーナーを選択し、チャルハノールがスピードに乗った鋭いクロスを蹴り入れる。GKとDFの間へ飛んだボールにラウタロが頭で反応。しかし、至近距離から狙ったダイビングヘッドは枠の上を通過してしまう。 攻勢を強めるインテルは、42分にもセットプレーでチャンスを創出。左サイドでコーナーキックを得ると、フェデリコ・ディマルコが左足でインスイングのクロスを供給。一度は相手にクリアされるが、こぼれ球がペナルティアークに構えるバレッラのもとへ。浮き球を左足で振り抜き、強烈なボレーシュートが枠内に一直線。だが、ボールは惜しくもGKシモーネ・スクフェットの正面に飛んでしまった。 そんななか、54分にインテルが均衡を破る。敵陣左サイドの浅い位置でフリーキックを獲得し、ディマルコが左足でクロスを送る。ボックス内に入れたボールは相手に跳ね返されたものの、クリアはペナルティエリアの右角へ。バレッラがダイレクトでボックス内に折り返し、大外にポジションを取ったアレッサンドロ・バストーニがヘディング。シュートはGKの頭上を超えながらサイドネットに吸い込まれ、インテルが先制に成功した。 71分にはインテルが貴重な追加点をマーク。左サイドから放ったコーナーキックはゴール前を通過し、フリーとなっていたバレッラが右サイドで回収。プレスをかけてきたマーカーと1対1になると、キックフェイントで右足に持ち替えクロスを送る。速いボールは糸を引くようにゴール前のラウタロへ繋がり、ダイレクトで合わせてリードを広げた。 その7分後には、チャルハノールがPKで3点目をマーク。結局、そのまま試合は3-0で終了し、インテルが快勝を収めた。次節、カリアリは来年1月5日にアウェイでモンツァと対戦。インテルはアタランタとのスーペルコッパ・イタリアーナを挟み、来年1月12日にアウェイでヴェネツィアと対戦する。 【スコア】 カリアリ 0-3 インテル 【得点者】 0-1 54分 アレッサンドロ・バストーニ(インテル) 0-2 71分 ラウタロ・マルティネス(インテル) 0-3 78分 ハカン・チャルハノール(PK/インテル)
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