GDO編集部が選ぶ2024年の10大ニュース<海外女子編>
6位:日本勢が初めてメジャー全5大会トップ10入り
日本勢が全メジャーでトップ10入りを果たした。年間5大会になった2013年以降で初めてだった。6月「全米女子オープン」では笹生優花が優勝、渋野日向子2位、古江彩佳6位、小祝さくらと竹田麗央が9位で5人がトップ10フィニッシュ。日本勢としてメジャー歴代最多となった。 また、メジャー5大会でトップ10入りした延べ人数は13人(2回:古江、渋野、西郷真央、岩井明愛/1回:笹生、山下美夢有、竹田、小祝、勝みなみ)となり、過去最多だった昨年の6人(2回:畑岡奈紗、古江、笹生)を大幅に更新した。
5位:山下美夢有がパリ五輪で表彰台逃す 1打及ばず涙
山下美夢有が8月「パリ五輪」で表彰台に1打及ばなかった。2打差3位から出た最終日は序盤で首位に並んだが、折り返しの9番(パー5)でダブルボギー。2位タイで迎えた後半16番(パー3)も痛恨の池ポチャでこの日2個目のダブルボギーを喫した。 女子ゴルフでは2021年「東京五輪」の稲見萌寧(銀メダル)に続く表彰台に1打届かず、通算6アンダー4位。日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長からねぎらいの言葉をかけられ、悔し涙が止まらなかった。
4位:西郷真央が日本勢34年ぶり2人目の新人賞獲得
西郷真央が米ツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)に輝いた。11月の最終戦「CMEグループ ツアー選手権」は25位。新人レース2位のイム・ジンヒ(韓国)との差を広げ、日本人では1990年の小林浩美(現JLPGA会長)以来、34年ぶりとなる2人目の受賞を決めた。 今季29試合をプレーし、6月「全米女子プロ」と8月「AIG女子オープン(全英女子)」の7位を含めて7度のトップ10入り。7月「CPKC女子オープン」2位など優勝争いにも絡んで年間レース9位だった。2年目は初優勝、さらなる飛躍を目指す。
3位:山下美夢有ら予選会突破 米ツアー日本勢13人に
山下美夢有ら日本勢5人が12月の最終予選会を突破して米ツアーの出場資格を得た。悪天候により6日間に延びた90ホールの戦いで、山下は通算27アンダーでトップ通過。岩井千怜が21アンダー2位、岩井明愛が16アンダー5位、吉田優利が13アンダー9位、馬場咲希が6アンダー24位に入った。 25位タイまでのボーダーラインを米国と並んで最多5人がクリア。2025年の日本勢は今季米ツアーメンバーとしてシードを獲得した7人、11月の日米共催「TOTOジャパンクラシック」優勝で2年シードを得た竹田麗央を含めて総勢13人となる。