天皇杯決勝が示す「日本サッカーの大変化」(2)不都合の多かった「元旦開催」と、必要とされる「開催日の固定」、「秋冬制」移行後は
■「難しい」リーグ閉幕後の5月決勝
では、「秋春制」に移行した後、天皇杯の日程はどうすべきなのだろうか? ヨーロッパの多くの国がそうであるように、リーグ戦が閉幕する5月に決勝を行うというのが順当なプランと言えるだろう。 だが、日本ではJリーグ以外のリーグは「春秋制」のままだ。学校のチームや企業のチームにとっては、日本の会計年度や学校の入学・卒業の時期が変わらない限り、「秋春制」に変えることは難しいはずだ。 こうした、Jリーグ以外のチームにとっては、天皇杯の日程はどうあるべきなのだろうか? 今でも、都道府県予選は年度が変わる前から行われて、2シーズンにまたがって行われている。 場合によっては、Jリーグのシーズンの折り返し、ウィンターブレーク入りの前のタイミングで天皇杯決勝を行うこともできる。つまり、「元日開催」の復活である。それなら、「元日開催」もJリーグクラブにとって受け入れられる日程となるだろう。 いずれにしても、かつてのように「固定ファン」を取り戻すためにも、天皇杯の日程を固定すべきであるのは間違いない。
後藤健生
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